「小月が決める」
それがラストになるように考えていました。皇帝をはじめとして複数の人間とのかかわっていくつかの道をみつける。逆ハーレムでモテモテにする予定でしたが、明確にはそこまでは書けなかったのがちょっと心残りです。
架空とはいえ、中華世界では女性の選択肢は少ないイメージがあります。しかも下層民となれば、横の拡がりはともかく上下の幅は低い。選択肢を増やすために何が出来るか、主人公が自分自身で選択できるようになるにはどうしたらいいか。
作者的にはおおむね満足のラストなのですが、読者的には物足りなく感じられたかもしれません。モヤモヤさせていまいましたら本当に申し訳ありません。
(で、これはメリバになるのかしら……?)
妹の鈴鈴と恋敵になるとか(冒頭で秀英が怪我をした原因である小月が折檻を受けるシーンを書きましたが、タレこんだのが実は鈴鈴だった等)姉妹の確執を書く予定でしたが、カタルシスやざまあ的な展開が必要になるので見送りました。小月をいい子ちゃんにしなければよかったのかな。次の課題とさせてください。次の架空中華は姉妹確執ものになるかも……。