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ベニーランド行った

帰省ついでに八木山ベニーランド行ってきた。JK以来のベニーランド。
超楽しかった。

でね、実家にいるとつい漫画読んじゃうんですが。
たまたま広告に出てきた後ハッピーマニアに震えるほどの感銘を受けています。
これだよこれ!私が読みたい女性向けってまさにこういうの!!っていう。

後ハッピーマニアは何年か前、始まった当初にも試し読みして面白いってツイートした記憶があるんです。
なんせ開幕がなろう的婚約破棄スタートそのものだったからね。なろうどっぷりだった自分にクリーンヒットしない訳がないんですね。
しかしさすが巨匠といいますか!話数が重なってから改めて読むと、ホットスタートその後の展開の引き込む力が凄すぎて…。
別に世界に革命を起こすとか政敵を倒すとかじゃないんですよ。現実世界の何も出来ない中年女性が突然世間に放り出される話だからね。世界に大きな変化なんて起こせるはずもなくて。でもめっっっちゃくちゃ面白いんですよ!!
状況は深刻なのにドロドロしてない。むしろ主人公の言動に(いや、登場人物全員)笑ってしまう。
いるいるこういう人(笑)のオンパレードや。そんな人達が集結してひとつの物語を紡ぐ面白さ。カヨコ頑張れ。

私は漫画だろうと小説だろうとなんだろうと、キャラの価値観がチラ見えするような一言に心のアンテナが反応するかどうか、セリフ回しが好みかどうかをものすごく重要視するタイプの読者なんですね。
たとえば諫山創先生もそうだったんですけど。
そのキャラの人生観だったり、もっと言うと作者さんがこれまでの経験を咀嚼した結果出てきた言葉かなというものを多分何よりも求めている。それを感じた瞬間、創作物という架空のお話に興味が湧くタイプの読者なんです。嫌なタイプの読者だな。
その点、安野モヨコ先生は老若男女色んな立ち位置にいる人間をそれぞれ深いところまで描いてくださるので本当にありがたいし凄いなぁと…思います。
と言いつつモヨコ先生は働きマンでファンになった口で、元祖のほうのハッピーマニアは未読なんですがいつか読むリストに入れます。

そうそう、働きマンすごく好きだった…。
出版社の営業さんにスポットを当てた話と、汚職をやらかした政治家と干し柿の話が特に好きだった。
自分、おばあちゃんに育てられた子だったから年寄りの話とか超好きなんだ…。

話は飛ぶんですが、自分は女性向けの定番人気と言われる、いわゆる愛される話にいまいち心のアンテナが反応しないんですね。もちろん好きな作品はあるし面白いと思うけれど、初めて悪役令嬢ものに出会った時のような、中毒になるほどの情熱を持つのは難しいなと感じています。
悪役令嬢ものにしても令嬢が孤軍奮闘から脱してたくさんの人に愛され始めると、良かったね、と思いつつ徐々に関心が薄れていくありさま。女性のお話を書いて読まれたい人間として致命的です。
なんでだろうとずっと歯がゆい思いをしていたのですが、それはもしかしたら先日書いた『マズローの欲求5段階』で説明できることかもしれないと思いました。

第1段階:生理的欲求
生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求。
第2段階:安全欲求
安心・安全な暮らしへの欲求。
第3段階:社会的欲求
友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求。
第4段階:承認欲求(尊重欲求)
他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求。
第5段階:自己実現欲求。
自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求。


言うまでもなく人として充実している状態は5ですね。
ちなみに自分は1と2をずっとウロウロしてます。
それってつまり、今の欲求の段階が対人間じゃないって事で。まずは今月生き延びなければという段階にいる。なんてこった。恋愛どころじゃなかった。
恋愛に夢中になり楽しむには最低でも3から上の段階にいなければならないんだと思います。
そう、真っ当な頭をしている日本の女性は普通に生きてればそもそも2以下にならないんだ…。

悪役令嬢や後ハッピーマニアのカヨコは多分1~2で、それが自分に深く刺さった理由かなと思いました。


おわり。

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