今、10代から22歳ころまでに書いた小説を書き起こしてアップロードしています。心掛けているのは、なるべく当時の表現のままにすること。修正するのは、明らかな書き間違いや、時代に合わない表現だけにする。実際には、多少手を加えてしまったところもありましたが。
わたしがきちんと「小説を書こう」と思ったのは18歳。それまでは、短歌や現代詩など、短文ばかりを書いていました。長い物語は演劇の台本くらい。
小説を書いていた時期は、一度結婚をする前までだったので、長く書いていたとしても23歳まで。ほんの短い間でした。
それから創作から離れてしまい、再開したのはここ3年くらいの間です。
長いこと創作をしておらず、当時の気持ちも忘れていたのですが、今回以前の話をデジタル化して、当時の自分が何を物語に込めていたのか知ることができてとても有意義でした。
当時のわたしが物語に仕込んでいたもの。それは謎かけ。 表面的な物語の中にそっと隠した「それ」。その想いを改めて見ると、とても愛おしかったです。
そして「それ」は薄まりつつも、今にも繋がっていました。