18.5話(変更アリの続きです)
ベットの中は大変です。
マアガレットお姉様とメイドのカレンダのオフェンスが激し過ぎて、私のデフェンスは簡単に突破されています。
ダメです。
二人の攻めが的確で、私の寝巻きが、あれよあれよと脱がされ裸にされました。
二人は肉食動物となり草食動物の私は、むさぼり尽くされ意識が飛びそうです。
「飛んじゃう! 飛んじゃう!」
そして私の意識が真っ白になって……真っ暗になりました。
はっ! 何? 何?
目の前が宇宙になっています。
地上から見る星々では無く、CGで描かれた様な銀河系が見える宇宙です。
その銀河系が一箇所に固まって、それ以外が真っ暗で何も無い空間です。
そこに私はポツンと浮いていました。
「お待ちしていました」
何処からか女性の声がしました。
その方向を見ると、日本の古い時代の服装の女性が立っていました。
あの、去り際が情け無いクノイチの上司の姫巫女の服装そっくりです。
「うぃやぁぁー!」
その女性は顔が無く、その代わりに銀河系が乗っかっていました。
それだけでは無く、手も見えない。
そう、透明人間の様な姿でした。
「貴女の体が欲しいのです」
「ぎょえっぴ!」
また百合百合案件です。
「貴女はそちらでは無く、私の元に来るはずだったのです。
さあ、今からでも私と一つとなって、新世界を築きあげましょう」
「お、お化け百合のあなたと、百合世界なんてお断りします」
「ダマらっしゃい!」
「きゃん!」
ぐるぐる〜、ぐるぐる〜!
目が、目が回る〜!
「ユリ! ユリ! しっかりして!」
えっ! 裸のマアガレットお姉様が心配して、私の体をまさぐっています。
「あっ、あっ、お姉様、ああ〜ん!」
「ユリお嬢様! うなされていましたよ」
裸のカレンダが私の体をまさぐりながら、様子を見ています。
「わ、私、あん、クノイチの上司の、あん、姫巫女を見ました、あう〜ん」
「それって、ユリ! 話して!」
「ひ、姫巫女あふ〜ん!」
お姉様の理性は私の話を聞きたいのですが、お姉様の欲望は私の体をまさぐる事に夢中で、より動きが激しくなりました。
「おね、おね、あぁ〜」
「ユリ! ユリ! 話して! ユリ〜!!」
また私の頭は真っ白になって、全てを忘れてしまいました。