第108話「一日を終えるには二人だけの"ドキドキ"が足りない」
夏休み真っ只中のプールからの帰りの電車でのドキドキする会話です。リメイク版です。
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「……柚葉は今日は楽しかったか?」
「」
俺は強引に話を逸らす。
「柚葉は楽しめた?」
「……」
再び聞いても柚葉は口を開かない。
「あれ、つまらなかった?」
「楽しかったよ。でも、何か足りない」
「え?」
柚葉は窓越しに映る自分の赤らめる顔を見つめていた。
「隼人との思い出が……後少し足りない」
「」
「隼人ととの"ドキドキ"が後一個は欲しい////」
ブアッっっっ!!!!!!
「なっ……」
俺は今日一顔が赤くなる。
「た、例えば何が欲しいんだよ?」
「……あ、じゃあさ私の家に寄ってよ」
声のトーンは変わらないのに感情の振れ幅の大きさが伝わってくる。いや、俺がそう感じてるからかな。
「そこでドキドキしよ?」
「……」
と言う訳で俺達は大柳家で"ドキドキ"を味わうことになる。
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作品のリンクです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330666793370530