ラース5歳
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僕がいつものように朝ごはんを食べていたとき、隣に引っ越しのトラックが止まった。
この頃には父さんは亡くなっていた。
お母さんが一人で僕を育ててくれていた。
昼になった。
インターホンがなった。
僕が出る。
そこには僕と同じくらいの年頃の、女の子と背の高い女性がいた。
「隣に越してきたウィレムスです。お母さんはいるかな?」
と女性が聞いてきた。
「呼んできます」
僕は答える。
お母さんを呼んでくる。
今度は女の子が声を出す。
「ま、マリー・ウィレムスです!」
これが僕とマリーの出会いだった。
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ラース10歳
マリーと僕はすっかり仲良くなって、毎日のように遊んでいた。
まだこの頃は平和な方だったから、いくらでも目一杯遊んでいられた。
10歳になると魔力適正?ってものを測られるらしい。
まぁ、別に訓練とかもしてなかった僕らには関係ないことだろうけどね!
なにかまぁるい青いものが置いてある。
ここに手を触れるだけでいいんだって!簡単だね!
僕が手を触れると、バチッと少し痛みがした。
玉は緑になって、赤になって、黄色になって、虹色になった。
きれいだなぁーなんて思っていると、玉が割れた。
受付の人が慌てている。
家に帰ろう。
そのあと、家に手紙が届いた。
『あなたは、勇者育成学校に入学しました。また、あなたを特待生として迎えます』
そして、僕は勇者育成学校中等部に入学することになった。
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<(_ _)>ペコッ