いつもお世話になっております。逢巳花堂です。
「失われた一年」であった2020年の後に訪れた2021年。この年もコロナに翻弄された年でありましたが、こと自分に関しては、少しは以前よりは前進出来たかと思っております。
そんな2021年を振り返っていく中で、自分にとって大きかった出来事は二つあります。
一つは、想実堂TEAPOTノベルスのコンテスト「第1回オール書籍化コンテスト」において、拙作『金沢友禅ラプソディ』が佳作を取り、12月13日にAmazonKindleにて販売開始となったこと。人生三度目の商業出版であり、非常に嬉しいものがあります。
もう一つは、株式会社BookBaseが運営するコミュニティ「BB小説家コミュニティ」に参加したこと。8月~10月の第三期と、12月から始まった第四期に参加しているのですが、このコミュニティがまた執筆活動をする上でとてもいい刺激になっており、これまで孤独に活動していたところから一変し、一気に日常が賑やかになりました。
春頃には、商業ベースでの活動が上手くいっていないところに、WEB連載小説に対して心ない批評を浴びせられ、一度筆を折りかけたりもしました。
秋頃には、気圧の急激な変化や、公私ともに多忙であったこともあり、体調を崩して、思うように執筆活動が進められない、ということもありました。
それでも、なお、私はいまだに書き続けています。
花のある活躍は出来ていませんが、なにくそと思いながら、筆を走らせています。2022年は、もっと輝くような活躍が出来れば、と思っています。
さて、2022年の活動予定ですが、今のところ以下のようなものを考えています。
①現在受注している案件の完了と公開(とあるレストラン向け小説)
②WEB連載小説『水滸ストレンジア』の更なる展開
③『金沢友禅ラプソディ』の更なるPR
④PIXIV FANBOXの開設
まず①についてですが、まだ店名などは公には出来ませんが、とあるレストランと連携して進めているプロジェクトがあります。それは、そのレストランのために書き下ろしたファンタジー小説で、全部で42万字の大作となります。秋ごろの体調不良のせいで、計画に遅れが生じており、かなりご迷惑をかけてしまっていますが、頑張って仕上げて、一日でも早く皆さんにお披露目出来ればと思っております。
次に②についてですが、WEBにて『水滸ストレンジア』というファンタジー戦記を書いております。この小説は、志半ばで打ち切りとなってしまった『一〇八星伝 天破夢幻のヴァルキュリア』(電撃文庫)を補完する内容となっており、特に力を入れていきたい作品となっています。なかなかPV数等は芳しくないですが、2022年は巻き返しを図りたいところです。
特に、登場人物が108人いるため、それぞれにスポットライトを当てた短編や長編をスピンオフとして書き、そんな各キャラの物語が一気に本編で集約されていく醍醐味を演出できればと考えております。
③は、自分の作家活動における大事な収入源です。一応は兼業作家ですので、サラリーマンとしての収入はありますが、とても取材費や資料代まで捻出できるほどの余裕はありません。なので、何としてでも、『金沢友禅ラプソディ』を一人でも多くの人に購読いただけるよう、積極的にPRしていきたいと思っています。
そういう意味では、④のFANBOXはまた重要な活動の一つです。正直、今の自分が発信するものに、どれだけの方が月額かけて読んでくださるのか、未知数なところはあります。それでも、出来る限りの努力はしたい、と思っています。いつからスタートさせるか未定ですが、まずは企画を練っているところですので、その時が来たら、ぜひ応援いただけますと幸甚です。
以上が、長くなりましたが、2021年を振り返ってのお話と、2022年の活動予定についてのお話でした。
本年も大変お世話になりました。引き続き来年も、逢巳花堂をよろしくお願い申し上げます。