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最終話に向けて(Smell of the Game歌詞の意訳付き)

 いつも大虎の稚拙な小説にお付き合いいただき、感謝に堪えません。大虎でございます。

 遂に『エルフに転生した元剣聖、レベル1から剣を極める-Hero Swordplay Breakdown-』が最終話となりました。ここまで長い間、お見捨てになることなく年単位で追いかけてくださった方々には、本当にありがとうございます、としか言えません。

 さて、この最終話、既にお気づきの方もいらっしゃるのではとも思いますが、同作品の第11話:Heavy dayと同じく、大虎の大好きな歌の曲名と歌詞より引用させていただいております。
 改めてご説明しますと曲名は『Smell of the Game』。
 本日より約1年ほど前に発売されました格闘ゲーム『ギルティギア・ストライヴ』のテーマ曲です。訳としましてはSmellが非常に厄介で、普通は匂いと訳してしまうのでしょうがSmellには臭覚だけでなく五感全てで感受する多くを時に含む事もできます。なので、大虎の訳(意訳に近いですが)は『決戦の予感』といったところです。

 ド熱いロックなので、格闘ゲームに興味のない方も検索などして一度は耳にしていただきたいですね。コレだけのものは中々聴けるものではありません。

 今回はこの『Smell of the Game』、全編英語の歌詞を意訳していきたく思います。そうすることで最終話がより楽しめるのでは、と思ったからです。ではまず本来の英語歌詞に続いての以下意訳ですが、その前に諸注意を。

 この『Smell of the Game』、男性ボーカルなので最初聴いた時にはどう考えても『ギルティギア』シリーズ共通の主人公であるソル=バットガイの心情を唄ったものであると思った(ブレイジングも多いし)のですが、訳してみるとどうも別のキャラの心情なのではないか、とも思えてきてしまいます。

 具体的に言いますと、ストライヴの物語の中でソルが命懸けで戦う相手です。女性キャラなのですが、クソ汚い言葉も使うのでそっちで考えても特に問題がありません。
 っていうか、あえてボカした表現も随所に感じられてしまうので、増々わかりませんw

 なので、意訳はどっちにも通じるような書き方をいたします。それではまず、英語歌詞からです。

「I know who I am
The moonlit lake told me
"This is who you are"
My fangs are so long
My nails are sharper than ice
That is me
I wonder what that will prove ?
That is bullshit !
Blazing !
Still my heart is blazing !
If the "words" killed me
I dont need a new world order
You,soon you will know
We already know the smell of the game

Do you know who you are ?
When you speak your words
Don't sound like your own
You're trapped in a dark cell created by this world
"That is who you are"
Norms, standards, rules and guidelines must be kept
So time to wake up !
Gravity keeps us on the ground
That is bullshit !
Blazing !
Still my heart is blazing !
If I lose my wings
I dont need a new world order
You can't feel a thing
We already know the smell of game
Remember you are blazing !
Still your heart is blazing !
If the "words" made you
I dont need a new world order
You,soon you will know
We already know the smell of the game

What am I ?  What am I ?
What am I ?  What am I ?
What am I ?  What am I ?
Mankind knew that they cannot change society
So instead of reflecting on themselves, they blamed the beasts
But they found beauty in the lives of beasts
And couldn't lie to themselves about it
I'm just a small part of the world...
But no one could break me !!!

Can't you see I'm blazing ?
Still my heart is blazing
If the "words" killed me
I don't need a new world order
You, my tribe is my world
Your "words" will never make me disappear

That is bullshit !
Blazing !
Still my heart is blazing !
If the "words" killed me
I don't need a new world order
You,soon you will know
We already know the smell of the
Know the smell of the
Know the smell of the
Know the smell of the game」

 では、以下意訳です。

「私は私だ、そんなこと良く解ってる。
月明りに照らされて湖面に映る私が言う。
『これがお前だ』って
私の牙はクソみたいに長く
爪は氷よりも鋭い
それが私だ
証 明 し て み せ な よ ?
クソッタレ!
燃やしちまってよ!
私の心臓はまだ赤々と脈打っているんだ!
言葉が私を殺そうとするなら
新しい秩序なんか必要無い
お前もすぐに分かるはず
私たちが既に戦いの予兆に感づいていることを

お前は自分で自分自身が何だか解っているのか?
お前が心の底から話す時だって
自分らしくは聞こえないさ
お前はこの世界のバカみたいに深い檻の中に閉じ込められているんだ
『これがお前だ』ってね
規範だとか、基準だとか、法律だとか、ガイドラインを守れだとか
さっさと目を覚ませ!
私たちは翼をもがれた鳥だ
このクソッタレが!
やるならやれよ!
私の心はまだ燃えてるんだ!
たとえ翼を失おうとも
私に新たな秩序なんか必要無い
お前には感じられまい
私たちが既に決戦の予兆に感づいていることを
思い出せよ、あの熱を!
お前の心だってまだ熱く燃えているじゃないか!
そんな言葉でお前を形作れるのなら
私に新しい世界なんか必要などない
お前もすぐに分かるさ
私たちは既に決戦の予感を得ているということを

私は誰だ? 私は誰だ?
私は何者だ? 私は何者だ?
私は何だ? 私は何だ?
人間ごときじゃあ社会は変えられないなんて解りきっていることさ
だから、自らを省みることもなく、彼らは獣を迫害した
けれども、獣の生きざまに美しさも感じた
そして、獣は己自身を偽ることなどしない

私はこの世界のちっぽけな欠片に過ぎない……
けれども誰も私を壊せやしない!!!

私の炎が見えないのか?
私の心臓がまだ熱く燃えているのが!
言葉で私を殺そうとするのなら
言葉なんぞ必要無い
お前は、私の同族は私の全てだ
『言葉』で私を否定できるなどと考えるなら大間違いだ

いい加減にしな!
ぶっ潰せよ!
私の心臓はまだ熱く燃えているんだ!
言葉で私を殺そうとするのなら
言葉なんぞ必要無い
お前だってすぐに分かるさ
私たちは既に気づいているんだよ、戦いの予感に!
決戦の予兆に!
決着の感覚に!
決戦のゴングが!」

 以上でございます。自分でやっといてなんですが、あ~~~長かった。

 それではまた!
                 ――――――OhToRA

2件のコメント

  • めちゃくちゃ熱い歌詞ですね( ≧Д≦)
  • おや、お久しぶりです。
    コメントありがとうございます!
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