一昨日、第二回大人が読みたいエンタメ小説コンテストの応募が開始されました。
今回は大人のラブコメ部門というのがあり、早速拙作の「私小連(ししょうれん)」で応募いたしました。
実は今回のラブコメ部門、とりわけ「大人の」という但し書きのついた募集内容は、大変珍しいことだと思います。
現在のライトノベルの王道は異世界、異次元、未来や過去を含む広い意味でのパラレルワールドを舞台としたファンタジー小説だと思います。
しかも主人公や主な登場人物を含め、想定読者層まで十代という、極端に片寄ったものではないでしょうか。
現在の現実世界を舞台とし普通に大人を扱った小説は、純文学や文芸的な小説は別として、ライトノベルではいつの間にか異端児扱いとされてしまっていました。
第一回の「異世界転生以外」や第二回の「大人のラブコメ」は、この今までの流れを吹き飛ばす新たな風が吹いたような気がします。それともこれは単なる気のせいなのでしょうか?⁉
現実現在の世界を書きたい私は、この風が一過性のものでないことを祈っています。