帰り道にて「やっぱ異世界とファンタジーはジャンルカテゴリとして分けてほしい」と執念深く思っていた。個人サイトだったらこの悩みはないんだよなあ。
自主企画で「異世界ファンタジー。ただし転生・転移は除く」を見るたびにもやっとする。転生者や転移者がいない現地人オンリーのそれはファンタジーではあっても異世界ではないのでは? 世界そのものなんだから。
もちろん転生・転移を弾く企画主が悪いわけじゃなく、「現実世界が舞台じゃないなら異世界ファンタジーよ」としているカクヨムが悪いだけです。
カクヨムが悪いだけです。二回も言ったらBANされるかもしれない。でもやっぱ異世界とファンタジーはジャンルカテゴリとして分けてほしい。
っていうか小説家になろうみたいに「ファンタジー」カテゴリの「異世界転生・異世界転移」をチェックボックス選択式にしてほしい。BLとGLも同じく。
ただ一方で、BLやGLを書いてる時に感じるカクヨムの妙な寛容さはこのカテゴリのごった煮のおかげで生まれてきたものなのだろうかとも思う。
創作オタク界隈では「男×男」と「男×女」は相容れぬもの(※人によります)であり、「BLジャンルの世界に出張ってくる女」や「一般向けに急に出てくるBL・GL」は嫌われる(※人によります)ことが多い。ちなみに私は全部好きだ。
なお商業作品はその限りではない。少女漫画には大抵当たり前の顔でBLっぽい男が出てくるし少年漫画は腐人気を意識しがち。是非はともかく。
日本のオタク文化BL界隈は棲み分けが結構徹底されていると思う。少なくとも海外のスラッシュ文化よりは。あっちは現実の同性愛の延長線から始まっているからか、もともと境界が曖昧な部分がある。
でもカクヨムは、恋愛カテゴリが“主として女性が主人公、または同性間の恋愛を中心テーマとして描かれた作品が対象のジャンルです。”とある(https://kakuyomu.jp/help/entry/genre)通り、棲み分けのすの字もない。
BLやGLを探そうとしたら女主人公がイケメンに溺愛される作品が出てくるし、逆もまた然り。人によっては発狂もんだ。地雷原を旅しなければ検索もできない。
この混沌の地雷原を貫いてきたからこそ、カテゴリエラーを起こさずにあるいはエラーを無視してBLだかGLだかなんだかよく分からないカオスな世界でも書きやすくなっている、ような気がしなくもない。
しかし! やっぱり異世界とファンタジーは分けてほしいし、男女と男男と女女はよく聞け! こうやって並べぇ! と思うし、男が主人公のコメディじゃない恋愛ものや女が主人公のラブコメも既存のジャンルを選びにくいんじゃ! と思ってしまう。
そういうところラブコメ・恋愛は“主として”でうまく逃げてるけど、ファンタジーは断言してしまっている。“ここではない異世界”……ここってどこだよ。“現実世界に連なる世界観で展開される、超常や異能など非現実的な設定が登場する”……SFじゃねえか。SFは“サイエンスフィクションから「すこしふしぎ」まで”じゃあファンタジーじゃん!
もう嫌い!! うそ、好き。
でもやっぱ異世界とファンタジーは分けてほしい。永遠に言うよ。