91話は再会を果たした「ユッカ」がメインの話になっています。それもユッカかの「過去」についてです。
「オタサーの姫が周囲の男共を誘惑し、男共がオタサーの姫を取り合って、最終的にサークルそのものを破壊した」
……こんな感じの話を、異世界風にアレンジしたものになります。
こういう事は、どんな世界・どんな場所でも起こっている……きっと、多分、メイビー。
ユッカ自身に悪気があったわけでは無かったでしょう。誰かの庇護下に入る事で、命の保証を得る。特に命の安い異世界では常套手段とも言えますからね。
まあ流石に武器を持って殺し合うまでは想定して無かったでしょう。
そしてその恐怖から、彼女はその場から逃げ出した。
そんな過去の失敗談を語る回だったのでした。
ちなみに、彼女が「オタサーの姫」をしていた国は、カルディオスとは別の国です。同じ国に留まっていたら、また男たちに付き纏われるかも、と思い遠い異国であるカルディオスまでやって来た……そんな感じです。
そこで過去の失敗から、誰ともパーティを組まず、彼女の特徴でもある「爆乳」を隠して活動していたのでした。彼女にとっては「トラウマ」になった出来事。だからユッカは、レオン達と初めて会った時に「男一人と大勢の女性」でパーティを組んでいたレオン達を見て、驚いていたわけですね。
というユッカの深堀話でした。
まあ、今後この話が本編で語られる事は無いでしょうから、ここで書いた次第です。
今後もユッカは活躍の機会が多々ある事でしょう。彼女の活躍に期待を込めて、この場を〆たいと思います。