結構ね、曲者なんですよ。
個人的に思うのが三点ほどありまして、まず一点目が知名度の高さ、二点目が独特の間の伸ばし方、三点目がインターネットにおける普及度ですね。
一点目は言わずもがな、知名度が高いんですね。つまりですね、扱う人も相応に多い訳です。そんな中で、関西弁を強調する作品を書いていて思うんですよ。「あれ?これあの作品と似てない……?」と。
あくまで私自身の作品として、私自身の関西弁を操る必要がある訳ですよ。案外悩みますねコレ。
二点目も書いていて悩みました。一文字で表せる単語を伸ばしたりする事が多いんですよ。
「気を使う」は「気ぃ使う」、みたいな感じですね。他にもたくさんありますけど、書いたらキリがないので割愛します。
個人的に悩んだのは、「ー」を使うか「ぃ」を使うか、ということでした。
読みやすいかなぁ、という理由で後者を選びましたが、多分これには正解も不正解もないんじゃないかなと思います。関西弁って文章じゃ伝わらない、抑揚やアクセントも重要な要素となりますから、あくまで文字に起こせばこうなるかな?といった具合なので。
三点目がもう本当に大変です。
インターネット、特にSNSなどで散見される関西弁ですが、あれも極論違いますからね。
「せやな」に関してですが、本来は「そうやな」から派生して「そやな」、そこから更に派生して「せやな」となっているんじゃないかなと思います。最初に見た時は違和感ありましたからね。
この手の関西弁は、普及していることもあって伝わりはしますが、エアリーにはできるだけ純度の高い(?)関西弁を話してほしいので、極力使わせないように心がけています。
それでも執筆している時に、つい出てしまうんですよね。普及もそうですし、浸透具合も恐ろしいものです。
勿論面白ければそれで良いんですけどね。