今時はステータスですよ~人間とロボットの隙間~『https://kakuyomu.jp/works/16818622174006457620』の、書きはじめの糸口、裏設定などの話です。
糸口……「あなたは、家庭用ロボットに求めるものはなんですか?」と、聞かれてまっさきに答えるのは、だいたい『食事を作ってほしい』『洗濯をしてほしい』『掃除をしてほしい』だと思います。
ある時、テレビでロボットの未来についてというの討論をしていたのを見たときにの印象が残っています。
とある社会学者が、『結局の所、新しい奴隷を人類は求めている』と……
正しい思考だと思います。
結局、人間遊んで暮らしたい。
では、仕事は? 社会保障やら健康保険やらを払っていると、手元に残るものも少ない。だったら、もっと働け! となるのですが、限界もあります。
では、高性能になったロボットに働いてもらおう。賃金は人間より安いが、社会保障分は働いてもらおう! 保証部分だけならば、国から支給するのはどうか? どのみちマッチボンブ的な感じで。人手不足も一石二鳥の政策となりました。
もう少し踏み込んで……ロボットの立場をその性能の向上することにより、判断する処理能力は人間的なものになるのでは? 同時に彼らの部品である四肢も人間に近づく、傷んだ腕や関節を培ったロボット技術で置き換えていく人が現れるでしょう。
ロボットは人の奴隷……奴隷という言葉を使いましたが、日本語に該当するものが他にないので。奴隷と言ってもローマ帝国時代のものをイメージしています。一応、彼らにも自由があり主人から『開放』されれば、ローマ市民となれたとされています。
まさに、ロボットに求めているのはこの形。お手伝いロボット……でも、自由を与えられ、ほぼ人間と変わらない(生身の人が体を機械に置き換えていくようになれば)彼らを人との線引きは曖昧になっていく。それは奴隷開放や、今まで歴史で経験した黒人差別撤廃などの運動になっていくのではないかと。
だからこそ、曖昧な人物にキング牧師のセリフを言わせたわけ。