僕はばあちゃんっこで、昔から笑点を見続けてきました。
その中でも好きだったのが、五代目円楽師匠と歌丸さんと楽太郎さんのやり取りで毎回見ては大笑いさせてもらいました。
文学も落語も言葉を通じて人に何かを見せるという点では同じ文化だともうところがありまして、毒がないと面白みが出ない気がしてなりませんでした。
一般人である僕が、文化人をどうのいうのも驕りかもしれませんが、面白いことには毒があると教えてくれたのは御三方でした。
ばあちゃんも、もう天国へ旅立ってしまいました。
あれだけ好きだった笑点、ばあちゃん見れてるといいな。
言葉狩りの様に、人に対する在り方も変わりつつある昨今、お笑いの在り方も変わっていってしまって道をなくした方もいらっしゃます。
どうか毒を愛してください。
いじりには愛が必要です。リスペクトのないいじりはただのいじめなのです。
でも、毒を愛してください。
僕の中のお笑いに影響を与えてくださった楽太郎さん。ご冥福をお祈りし、今日も言葉と戦います。
落語家にはなれないけど、言葉を武器に戦える人に僕はなります。