• SF
  • 恋愛

最近よく海に行く。
昔からそうだった。
何か悩みや選択肢に迫られたとき、僕は海に来ていた。
前は確か、10年以上前。
あの時は確か小説家を目指す前になりたかった壮大な夢をあきらめるために。
でも、今回は違う。あきらめるために行ってるわけじゃない。
何かをつかみたいのと、公募用でここに書いてきた作品で言っているように、自分ではどうしようもない大きな自然の力が悩みなんか水平線の彼方へ連れて行ってくれるような気がして。
作家になるなんて途方もない夢をまた追い出してしまったどうしようもない大人は、もしかしたら今年も何もつかむことなく炬燵でミカンでも向きながら嘆くこともせずぼーっとしてしまうかもしれない。
でも、書かずにはいられない。
誰がコロナを予想した?
自分が被災者になるなんて予想ができただろうか?

僕は結婚も出来ないかもしれない。
もしかしたらこのまま、自分が望む道を進んだとしてもその先に何もないかもしれない。
でも、そんなものは生きてみないとわからないもの。
天気でさえ令和になっても予報なんだから。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する