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地元を舞台に書こうとしているのに……

 久々になるけれど、頑張って書いていこうかと思っています。あとに2~3日したら新しい話を更新できるかと。
 あと、飽きてしまった作品たちもできる限り新しい話を考えて書くようにします。

 話は変わるのですが、僕は君の膵臓を食べたいに非常に影響を受けています。
 で、受けすぎて、よる先生が主人公に読んでほしい本としてあげている作品があって、それを購読していました。
 中身全然しらないまま読み進んでいくと、それはどうやら東日本大震災が絡んだ話のようで、僕としては非常に感慨深いものでした。僕は、この震災を身をもって体験しています。国道を波で分断されて、職場のすぐ近くの中学校に身を寄せて震災当日は過ごしました。
 当時はそれは口で語るにはとうてい表現しきれないほどの殺伐とした空気が街を覆っていて、この先に対する不安と、余震で心は摩耗していて、毎日が不安でした。親戚の誰それと連絡が取れない。高校の時のあの先生が波にのまれたらしい。そんな命に係わる僕には扱えないような話が冗談みたいに日曜の会話に紛れてて、僕はそのたびにその話を半分流していました。

 僕自身、体験したことなんて何一つ深いものはありません。水にだって濡れていないし、友達が亡くなったわけでもない。
 だから、何を伝えようにも何もない。噂はさんざん聞きますけどね。
 そのくせ毎年記憶は薄れる。感情というのはどうして保存ができないのか……。

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