• 現代ファンタジー
  • 異世界ファンタジー

三人称なのに地の文で心理描写されるとしんどい

 自主企画に参加してくれたある作品を読んで感じたのですが、その作品は三人称視点で書かれているのですが、その中に心理描写が地の文で書かれていたんですよねー。ハッキリ言って読むのがキツかったです。やっぱ禁じ手が禁じ手とされるのには意味があったのですねん。

 それでもその作品は高評価でしたので、単に私が慣れていないだけなのかも知れません。今の読者はアレを読みこなせるんだあ。すごいなあ。

 思えば心理描写と台詞だけで進む小説も以前読んだ事があるのですが、あのスタイルも違和感なく読める人がいるのかも。私は無理でした。途中から目が滑ってました。あ、その作品は高評価ではなかったですけどね(汗)。

 ラノベやWEB小説は小説じゃない、別のジャンルだって言う人がいますけど、なるほど確かにと納得せざるを得ない部分は確かにあるのかなーと言う気がします。私の書くものもそんな御大層なものじゃないですしね。

 評価とは読者が面白いと感じるかどうか。その時代に即しているどうかと言う事でもあります。名作は時代を超越しますけど。
 多くの人はその流行に乗っかっているはずです。流行の半歩だけ先を行くのがヒットの条件なんてよく言いますよね。進みすぎると逆に受け付けない。半歩くらいがちょうどいいって。
 ちなみに常人は多分一歩ほど遅れています。流行を見てからそれに合わせるのだから当然ですね。

 私も流行よりちょっとだけ先を行くような作品を書いてみたいものですヨ。好きに書いているだけじゃ難しいのでしょうけどネ。

7件のコメント

  • 僕はアンチファッションの人間なので、流行そっちのけで受けたいですけどね。

    最近は、三人称プラス心情描写の作品が徐々に受け入れられつつあります。
  • K-sukelemonさん こんばんは☆彡

    それが誰の心理描写なのかちゃんと分かるように書いていればいいと思うんです。ただ、そう言う事前の説明がないと分からないんですよね。
    それは私の読解力がないせいなのかも知れません。評価が高いって事は多くの人はちゃんと読めている訳ですし。
  • 日本語にはあまりありませんけどドイツ語フランス語などに自由間接話法というのがあり、わりと最近はその表現がとりいれられることが多いですね。
    わたしもよく使います。何がどういうのがそうだとも言い切れないですけど、比較的人称には緩いイメージ。
  • 人称の問題というのは、人称よりむしろ視点が入り乱れることであって、
    そのせいで、誰が何を見ているのかが分からなくなることが弊害であるので、
    だれの内心がどのようにかかれるかは自由かなーと。心の声ぜんぶダダモレ小説も面白いっちゃ面白いですね。
  • 軒下瑞燕さん こんばんは☆彡

    作風が時代に合っていなくてもいいと思います。本人がその路線を好きならば! 趣味なら書いていて楽しいのが一番ですよね。
    三人称での心理描写、別にタブーでもないのかも知れません。それが誰の心理描写か分かればいい訳ですからね。私が困ったのもそこに要因があるように思います。固定概念が邪魔をしただけかもですが……。

    上原 友里さん こんばんは☆彡

    なるほど、件の作品はドイツ、フランス文学を参考にしていたのかも知れませんね。奥が深い……。
    心の声も、漫画だと全員の声がダダ漏れでも何の問題ないですからねー。小説はその点ちょっと不便ですよね。心の声が分からないから使えるテクニックもありますけど。
  • こんばんは。そのご指摘には大いに心当たりがありまして、他の方からも「視点が混乱する」とご意見をいただいております。目下、根本的に書き方を変えて続編を執筆中です。

    三人称で心の声を書きつつ「●●はその時こう思っていた」のような説明にしないためには、できるかぎりセリフとして外に出したり、何もかも書こうとせず読者の想像に任せることも必要だなと痛感しています。

    なお私の作品に関してであれば、ドイツ・フランス文学を参考にしたのではなく、英文学の間接話法に影響を受けていると思います。
  • ベネ・水代さん こんばんは☆彡

    ベネさんの実力でもそう言う事が起こってしまうのですね。小説は読む時にしっかりイメージが思い浮かばないと読者は混乱してしまいますから視点は本当に気をつけないといけませんね。

    きっと心の声は出来ればあまり描写しない方がいいのでしょう。リアルでも他人の心は目に見えないのと同じように。
    英文学にも間接話法があるのですね。洋書ではメジャーな表現なのかも知れませんね。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する