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禽獣人譜『奥州会津の怪獣』の図

みっつめは、これも第1話『会津の怪獣騒動』に出てくる『会津の怪獣』です。
これは瓦版に描かれていた図で、その瓦版のタイトルは『奥州会津怪獣の絵図』となっています。
妖怪やあやかし、怪物ではなく、怪獣です。
江戸時代から、「怪獣」という呼称があったんだと、驚きました。
『江戸の大変』という、瓦版を集めた書籍でみつけました。
しかし、一体、何を見間違えたんだろうかと不思議になります。

3件のコメント

  • この絵かぁ!自分が思うに北の海に生息する『イッカク』という生物の突き出た歯を見た印象が、伝わっていってそこに想像が加わって、陸の怪獣に変わったのではないかと。
     それか、山の中で鉄砲を構えたマタギを見間違えたとか?

    西洋ではイッカクの歯は、ユニコーンの角に想像されています。
  • あっ、よく見たら牙がある!象かも知れない?鼻が角みたいに描かされたとか
  • 楠本恵士様
    コメントありがとうございます。

    「江戸の大変」には、
    「江戸板橋で足のある魚を捕獲」→その絵は、オオサンショウウオだよね。
    「人語をわきまえる海のお化け、江の島で捕獲」→その絵は、ワモンアザラシだよね。
    と、正体の分かる絵も多いのですが、これは……皮膚病になったツキノワグマとか?

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