• 恋愛
  • 現代ドラマ

カクヨム公式自主企画 百合小説にて、『木曜日のごはん、推しのあなた』がカクヨム賞を受賞しました!

ぬです。

前回近況ノートを書いたのは八月のことで、その時には「毎月書こうかな」なんて抜かしておりましたが、気が付けば今年も終わろうとしております……。
有言実行がただひたすら苦手な人間です。

さて、タイトルの通り、拙作『木曜日のごはん、推しのあなた』がカクヨム公式自主企画 百合小説にて、カクヨム賞を受賞しました。
選考に関わられた関係者の皆様、数多くあるweb小説の中から拙作を見つけ出してくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。

澄ました顔でいるのが一番かっこいいのだろうなと思いながらも、熱が冷めないうちにいろいろ書き残したいと思い、蛇足ながら備忘の近況ノートを残す次第です。

----------

作者自身が料理好きなものですから、小説の中に料理シーンを出したいなと思ったのが、本作を書き始めたそもそものスタートだったような気がします。
本企画には同時に『プールサイドの幻』という作品を投稿していたのですが、「何かトレンド感のあるワードを入れた作品も書いた方がいいかな?」と考え、推しもテーマに加えました。
そうはいっても、アイドルやら配信者やらにはまったことのない私としては、推し活のようなものをリアルに描くことはできないのでありまして……。そんな折、そういえばどんなコミュニティにも、その人を見かけると少しだけうれしくなってしまうような、そんな人がいたなと思い出したのです。その時の曖昧な感情を書きたい、と考えました。
そんなこんなが、本作の種になりました。

----------

本作につけてくださったカクヨム運営スタッフA様のレビューコメントですが、実は個人的には非常にうれしい内容でした。
花耶のキャラクターが好き、とおっしゃっていただいたこと。小説を書くという中でこのスタンスが良いのか悪いのかはさておき、私は、自分の作品に出てくる人物を好きになってもらいたいなと思って書いています。なんなら、「お話はそんなに面白くないんだけど、でも、この人物がすごく好きだな。だからこの物語よかったな」と思ってもらえたら、それはすごくうれしいことなのです。お話も面白いのが一番なんですけどね。
それはコメントの最後にも書いていただいた、「ところどころの表現がさりげなく美しい」という点についても同じことが言えます。「全体のストーリーはそんなにだけど、文章がきれいだからなんか読めちゃった…。また読みたくなった」みたいなことを思ってもらえると、それはもう感無量なのです。

そういう意味では、斜線堂有紀先生の選評を見ると、私のそういう甘い部分が見透かされてしまった、伝わってしまったのかなとも思いますし、読者を惹き付ける実力を伸ばしていかなければならないなと思っています。

しかし、少なくともカクヨム運営スタッフA様という実体ある一人の個人に、私が力を入れていたことが伝わったのだということについては、確かな自信を持ちましたし、より一層、物書きとしての実力を高めたいと心から思えました。

----------

以上、つらつらと所感を書きました。
本作で興味を持ってくださった方、今後も百合小説を不定期で投稿できればと思いますので、温かく見守っていただけますと幸いです。

本当にありがとうございます。


コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する