あとがきを書いていこうと思います。もちろんネタバレに配慮する予定はないので、まだ読んでない方は58話まで読んでから、このあとがきを読んだ方が良いと思います。
多分、裏話的な感じになるとは思います。
というわけで完結しましたね。
正直、もう少し出来事があるのかなと思っていたので、意外と早く終わったなという感じはします。でも、レーネは心と幸福を見つけたし、ここで完結なのかなって。
早速、毎度のことながら今回の話のコンセプトというか、テーマについて話しますと、多分「個人を好きになれば、世界よりも優先するべきか?」というものでした。けれど、実際のところはレーネ視点で進みますから、「幸せとは何か?」という話だったような気もします。幸福論ですね。好きとは何かという話も少しはありましたけれど、それは幸福論の副産物なのではないかなと。
レーネは割と虚無主義的というか、まぁ大抵「なんでもいいやー」と現状を受け入れがちで、アイリが頑張ってくれないと、ちょっとしたことで関係が自然消滅してしまいそうで、とても怖かったです。逆に関係が安定してしまえば、ずっと同じように行くのかなと思ったんですが、それはそれで少しの変化に敏感になったりするし……
基本的に停滞を好みがちですよね。その辺りは、私が共感しやすい人を選んで主人公にしている弊害と言いますか。
あとは、なんですかね。いつもあとがきって何書いてましたっけ。あぁ、そうそう。
今回は結構、気楽に連続して書こうという目標もありました。
特に1月ぐらいからは、もっとたくさん小説を書いてみたいなぁとぼんやりと思ったので、一息に書いてしまおうというか、そういう感じの目標でした。実際、それはそれなりに達成されまして、今年は(今は20260424です)現状それなりに小説を書いている方なのではないかなと思います。
まぁこれはレーネがとても共感しやすい子だったからのような気もしますが。
それにレーネとアイリの精神構造の問題なのか、それとも状況的余裕がないせいなのか、あまり回り道もしなければ、大体出来事に巻き込まれているだけで、話が流れやすかったのも、描きやすかった要因なのではないかなと推測しています。その結果、色々と大変なことになってしまったけれど。
実際、作中で起きた出来事はそれなりに理由はあるのですが、それにアイリやレーネが大きく関わっているのかと言われれば、そんなことはない気がします。というかほとんど関わってないですね。だから、レーネの視点からでは世界で何が起きているのかわからないと思います。
でも、まぁそれでもいいのかなと。レーネにはそんなことより考えるべき、自らの心の在処とその幸せがありましたし。
結局、レーネは幸福が何かわかっていたのでしょうか。
うーん。あれで幸せなんでしょうか。
幸せだと良いんですけれど。
もうちょっと良い感じの結論もあったような気がしないでもないですが、彼女の心を決めつけることはできませんし。
でも、最後はまるで抗うようにアイリが登場しようとしてきましたね。元々、多分レーネは1人の状況で終わるんじゃないかなと思っていたんですが……まぁ、うん。どうなんですかね。あれで良かったんですかね。
ちょっと小話を挟みますと、間話は最初入れるつもりがありませんでした。けれど、あまりにも何が起きているのかわからないかなぁと思って、アイリ視点を入れてみました。少なくともレーネよりは物事を知る立場にあるので。
他には……えっと、まぁ。自分で読み返してみると、泡沫少女における作中世界の出来事はちょこちょこあまりにも某作品に影響されてるなという箇所が随所に見られまして、少し気恥ずかしいです。別にずっと影響はされてるんですけれど。私自身も、レーネに影響されますし。
さて、今回はそんな感じで。
ここまで読んでくれた読者の方々ありがとうございます。彼女達のことを少しでも好きになってくれたのなら幸いです。
また人生の一部を眺めさせてもらったレーネに最大限の感謝を。これからの長い人生に幸福な時間が多いことを祈っています。幸運の加護がありますように。