この度は自作である『太陽の拳』を読んで頂き、真にありがとうございました。
この作品は過去に新人賞にて一次通過し、その後落選をした作品が元になっております。
数年かけて形を変え、設定を追加し、この作品でやりたいことを全て詰め込みました。
この作品を書いているときの気持ちとしては「映画みたいな小説をつくりたい」の一つだけでした。そして、それは変わらず、最後まで続きました。
ローレルとブレイドのキャラ設定からスタートしたので、最初は世界観や人間関係の設定はおまけのようなものでした。それを長年かけて「バトル」に集中できるように描写を取捨選択し、設定や人間関係に説得力を持たせ、今回の完結まで至りました。
ストーリー通りの、ローレルとブレイドから始まった物語って感じですね。なので、キャラに凄く愛着があり、それが大幅改稿の理由にもなっておりました。ひっそりと別のサイトにて過去アップしていたのですが、話に納得できずに削除してしまい、改めて完結が確約された状態でアップ、つまり仕切り直しをいたしました。
超インドアの自分がボクシングはもちろん、空手や古武術等様々な本を読んで、持てる文章技術で出来る限り、格闘バトルを書きました。小説としてはあまり需要はなかったかもしれません。それでも書きたいものでしたので書き上げました。
バトルの緊張感、映画のような感動、その両方を味わっていただければ満足でございます。
苦労や努力が報われるとは限りませんが、少しでも皆様の楽しみに繋がれば幸いです。
最後に、ここまで読んでくださった方に心から感謝を。
紫雲