僕達、創作家は時に書いてる時に冷酷にならなきゃならないといけない時がある。
自分の意見とは違う事や偏見でさえもをキャラに言わせたり作品に埋め込むんだ。
それを見て同じ境遇の人間がどう思うか……傷付くだろうし、恨まれるかも知れない。
勿論、それをしない事もできる。それは君の作る物語だから……
あらゆる物語には意味がある──作者も意図せぬメッセージが……
物語は生きている──命があるんだ。僕等は命を造っている、新たな世界を創っている。
あらゆるものに物語がある──一人の人間の人生に、壁のシミや机の傷や路上に吐き捨てられたガムだって……
僕達は神では無いし、神にはなれないし、なるつもりも無い。
でも、僕等は創る者──好きだから書き続ける。
きっかけは色々あれど、どれも立派な理由だから──物語には誰かを救う力がある、万人は無理でも救える力があるんだ。
僕は誰かを救う物語を書きたかった……でも、諦めて……結局、諦め切れずにまた立ち上がった。
それは僕達が物語を好きだからだ!──愛しているからだ。
結局、イタチごっこだったのさ。