『市長転生~都市開発ゲームの世界で街づくりします~』をお読みいただき、ありがとうございました。
この作品を書こうと思ったきっかけは、SimCity 2013 のリプレイ小説を書いてみたいと思ったことでした。最初にプレイ動画をキャプチャしたのですが、そこから小説に書き起こすモチベーションがどうしても湧かず、長いあいだお蔵入りになっていました。
そんなとき、X(Twitter)で「ChatGPT で小説が生成できる」という投稿を見かけ、「それなら自分もやってみようかな」と思ったのが、この連載の始まりでした。構成は基本的に「問題が発生する→解決する」という二話一セットです。理由は単純で、そのほうが生成しやすそうだったからです。結果的に、この形式が最後まで続きました。
本編で起こった問題のほとんどは、SimCity 2013 をプレイしているときにゲーム内で実際に起こった出来事が元になっています。かなり変わった形ではありますが、これは確かにリプレイ小説だったのだと思います。
神崎悠斗という名前は、ChatGPT が出してきたものをそのまま採用しました。あとになってから、「悠斗」が「ユートピア」にかかっているようにも見えて、ちょっと面白いなと思いました。白石彩花も、いつの間にか ChatGPT が生み出していたキャラクターです。気づけばすっかりヒロインポジションに収まっていて、本当にびっくりしました。
陽村康平も同じく、生成の流れの中から自然に現れてきたキャラクターです。ただし、ドクター・ブラックの正体を陽村にする設定だけは自分で付け足しました。たしかドクター・ブラックが初めて出てきた直後くらいに思いついたはずです。名前の対比がきれいで、これは面白くなりそうだと感じたのを覚えています。
連載の途中では、使うモデルを何度も変えました。そのたびに文体や分量が変わり、読み返すと「ああ、この時期はこういう感じだったな」と分かるのも、ある意味ではこの作品らしいところかもしれません。「文学的に」と指示したら妙に読みにくい文章が出てきたこともありました。あれは本当に文学的だったのだろうか、と今でも少し疑っています。
途中で ChatGPT から OpenAI Codex に乗り換えたのも、自分の中ではかなり大きな変化でした。単純に、Codex のほうが書きやすかったです。細かい調整もしやすく、長く続けていくうえでずいぶん助けられました。
エピローグのネタは、実はだいぶ前から考えていました。知人に相談したときにはあまり評判がよくなかったのですが、そこはもう生成者判断で採用しました。賛否はあるかもしれませんが、最後にあの形を置いたことで、この物語全体が自分の中ではきれいにつながった気がしています。
そして最後に、改めて感謝を。
ここまで読んでくださったすべての皆様に、ありがとうございました。特に、連載中ずっと最新話まで追いかけてくださった読者の皆様。本当にありがとうございました。とても励みになりました。皆様がいてくださったから、ここまで書き切ることができました。
最後にひとつだけ宣伝です。もしよければ、最新作『データセンターダンジョン ~サーバールーム最深層で俺だけがSRE~』もお読みください。
https://kakuyomu.jp/works/822139844162680170
SRE(Site Reliability Engineer)が、ダンジョン化したサーバールームの中で、サーバーを落とさないよう奮闘する物語です。
それでは、またどこかでお会いしましょう。ごきげんよう。