今年もよろしくお願いします――そう書こうとしていたら。
限られた数日しか使わない「あけおめことよろ砲」を発射する前に、また大きな地震がありました。
発生から約24時間後の今になってこの近況ノートに記しておくことにします。地震発生後に起きたいくつかの事柄について。
・石川県にて最大震度７の地震が発生。二回目が震度７だとかで。他、かなりの広範囲（太平洋側の地まで届いてる）で地震で揺れる。
・津波の発生。最大５メートル。
１メートルの津波で大人が立ってられない代物のため、その五倍となれば……。なお単に５メートルの波が来るのではなく、瓦礫や物が混ざった波＋とんでもない量になった水かさの流れ。
・地震→津波→火事も発生。延焼によって広がっていく中、そもそも消防車が簡単に辿りつけない状況。
・他にも書き尽くせない程に色々な情報がありましたが、真実も嘘も誤報もあったようです。
私の場合は、ちょうど友人が新潟県のスキー場にいました。震度５だったそうです。雪崩やらを心配しましたが、今のところは怖いことにはなっていないよう。無事に家まで帰って欲しい物です。
この元日の大地震にあたって、改めて人の動き――どんな事が起きるのかを体験することにもなりました。
特番や特別配信が自粛からの延期になったり。←コレに対して、頭ごなしに「大変なことが起きてるんだから自粛するべし！」と言い出す輩が出たり。
ＮＨＫでは非常に緊迫した雰囲気で「避難して！！」の映像が流れ続けていました。アレは震災から学んだものを反映したからだそうで、どれだけマズイ事態になっているかを伝えてくれます。あの内容を見てのんびり避難する人はいないでしょう。
ただ、中には「あの言い方はダメだ！」となる人も居たそうですが。
ＳＮＳでも情報が飛び交いましたが、特に性質が悪いものとして「インプレゾンビ」なるものが出てきました。要するにお金を稼ぐ・注目を集めるための行動なのでしょうが……最も嫌悪する類。どこどこで誰誰が助けを求めていると書き込んで、実際に行ったら何もない――なんてのもありました。
大事（おおごと）となればとにかく色んな情報が飛び交います。
良い事も悪い事もあります。知らず知らずのうちに悪事の片棒を担いでるなんて事もあり得ますし、そもそもそうなってしまってる事に気付かない事もあるでしょう。
最善は何か？
人の数だけ、取れる行動の分だけ違います。おそらく大半の人は大したことが出来ないのでしょう。
――大したことは出来ない。
案外それならそれで致し方なし、と考えるのが一番マシな時もある。
変に自粛をしない。これまでと同じ日常を過ごす。それはそれで意味があります。
とりあえず個人的には……現状に対して災害から遠い「自分」がネガティブに囚われないようにしようとしています。
共感できたり感受性が高いために「大変な現場にいる人達の気持ちと同調」してしまう可能性は誰でもあるのでしょう。ですが、自分が重く暗い気持ちになったところでメリットはありません。デメリットばかり。
こんな時だからこそ、あえてネガティブに感じるものから遠ざかるのも大事なのです。
今正に遠い場所にいるのにネガティブな気持ちになって大変な人が居ましたら、思い切ってネガティブなものをシャットアウトしてみましょう。
テレビ・ネットはひたすら地震に関するニュースが流れ続けます。それらは知らず知らずの内に心を浸食するかもしれません。「やばい！」と思ったら離れましょう。それだけでメンタルは回復する可能性大です。
それで落ち着いたら――自分に出来ることをやればいい。
そう思うのです。