真夜中、アイラ王女たち7人はエドワード王を極秘裏に寝室から連れ出し、呪いの影響から守るため、ジーモンの別荘へ搬送。騎士レイサンダーが王の護衛役に立候補し、クイナの推薦もあって正式に任命される。レイサンダーは「立派な理由で田舎に行く」ことにして、現実逃避に成功。別荘ではクイナの妹・ヒガラという魔術師（性格は災害）と出会い、田舎暮らし（労働多め）がスタート。
一方王城では、ジーモン宰相の判断により、王の代行としてアイラ王女が王座に立つことに。議会では中年男どもが「女のくせに！」と反発するが、アイラとジーモンが論破して黙らせる。教育係のガード夫人まで噛みついてくるが、アイラはきっぱりと自立を宣言し、大人の階段を1段スキップで駆け上がる。
王座についた少女、心を病んだ騎士、怖すぎる魔術師、そして政治的ゴタゴタ――それぞれの思惑と葛藤が交錯しながら、運命の歯車が静かに回り始める。