2023年8月『余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました』 (アルファポリス出版)で書籍デビュー はじめまして。小説は読むのも書くのも大好きです。複数サイトに投稿していますが、小説を書く時は、こちらのサイトで書いています。 小説の内容によって1人称視点と3人称視点で書いております。異世界版と現代版の長編物の恋愛小説を書いておりますが、今後はホラー小説も書いてみたいと思っております。 出来るだけ小説は完結目指して書いています。 誤字脱字やまだまだ至らない点が多々あるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。 *書き専です。 *基本的にはハッピーエンドですが、時折主要人物が亡くなってしまう場合の小説を書くことがあります。 *短編小説とショートショートを書くのが苦手ですが、いつか克服したいです。 *ただいま、短編小説を書けるように特訓中です。お読み頂けると嬉しいです 好きな作家: 星新一・宮部みゆき・東野圭吾 他多数 将来の夢: いつかゲームのシナリオを書くこと
カクヨム、アルファポリス、小説家になろう等にて小説を掲載しています。 2023年9月1日、講談社ラノベ文庫様から「デスループ令嬢は生き残る為に両手を血に染めるようです」発売。 2023年12月22日、レジーナブックス様から「追放された薬師は騎士と王子に溺愛される~薬を作るしか能がないのに、騎士団の皆さんが離してくれません!~」発売予定。 他にも書籍化予定作品あり。
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
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