〈ちょっとした裏話〉
とにかく、自分の貧困な発想を叩き直すために書いてみた。なるべく三題噺のお題としてある、「ハネムーン/脳みそ/風速」からは離れられるように努力した。書いてる時はノリノリだったが見返してみると、うーん微妙。恋愛(厳密にはそうではない)が混ざってるし、脳みそ関連で解剖もしてるし、だいぶこの三語から簡単に想像できるところに収まってしまったと少し反省。風速の使い方も雑。そもそも作品が全体的にビックリするくらい雑。とにかく反省の二文字が頭に浮かぶ。
とはいえ、挑戦したことはしたのだ。それが成功した訳でもないが。場所と場面の固定をして話を進めてみた。同じカフェ、同じ席。莉子、結城、このふたりとの関係性が剥製を通じて見えてくる。莉子は好意的で、結城は否定的な人間として描かれる。ある種の対比構造であり、それがラストのシーンとも関わってくる。
ラストのシーンは色々含んでいる。あれは一度人を殺すと、満足してしまう人の心である。あるいは剥製となって、性愛的や恋愛的に対象内となってしまった莉子への感情の発露である。莉子の剥製が思いのほか上手くいって、そこで満足と停滞、そして恋を経験する。でもそれはきっと、誰でもよかったのだ。自ら作った綺麗な剥製であれば、誰でも。
こんな補足を必要とする作品なんざ書くな、と言いたくなるのだが、今回は本当に色々な物を飛ばしながら雑に書いたのでその行間を供養しておく。ちなみにこの文章も推敲していないのでとても読みにくい。
〈作品〉
I Love Taxidermy, You Are Taxidermy.
あなたは剥製。だから好き。
https://kakuyomu.jp/works/822139845540649557
〈参加した自主企画〉
三題噺「ハネムーン」「脳みそ」「風速」(~2/27まで)
https://kakuyomu.jp/user_events/822139845257408377