この近況ノートは、『異世界からやってきた褐色銀髪美少女のお世話をすることになったけど、よく見たらちんちんがついているんだが返品不可とのことで後悔してももう遅い(https://kakuyomu.jp/works/822139838685195841)』のあとがきや裏話的なお話をする記事となっております。
まだ未読の方は、本編を先にお読みいただくことをオススメします。
【本作品を書こうと思ったきっかけについて】
最近は暗めの復讐系とかざまぁ系とかばかり書いていたせいで、書いている側も気分が沈んできた次第で、ここらで底抜けに明るいギャグコメディをやろう!
それも、私の大好きな男の娘メインヒロインものを書こう!
――と、思った次第です。
ここ数年に書いた作品は、どれも草案は男の娘だったけど、読者層を狭めることになるから女の子にしよう、と泣く泣く変更を加えたキャラクターが多々おりまして、どうせ好き放題書くなら、キャラクターも自分好みにしようと思い、メインヒロインはショタ/男の娘にしました。
結果、ロリには出せないショタだからこそ醸すことのできる魅力を、本編でいかんなく表現できたと自負しております。
あとギャグコメディも久々に書いて楽しかったです。
でもあれだね……ギャグシーンって書くの大変だね……。
ない脳味噌をこねくり回して、なんとか絞り出したギャグよりも、書いている最中に筆が乗って、キャラクターが勝手に喋り出した結果誕生したギャグシーンの方が、個人的にキレがあるように感じました。
【テーマについて】
ライトノベルやウェブ小説に、一丁前にテーマなんかつけても、作品の枷になるから付けない方が良い――というのが私の方針なのですが……一応あります。
1章のテーマは、『幸せとは何か?』。
2章のテーマは、『性欲を挟まない年の離れた男同士の友愛の行きつく先は、なんと呼称されるのか?』。
――です。
本編ではそれぞれに、『人を幸せにすることが自分の幸せに繋がる』『大切なのは言語化ではなく、相手を思いやる気持ちである』と、答えを出しております。
つまり『幸せ』と『愛』ですね。
うーん……復讐やざまぁ系では絶対に出てこないテーマだぁ……。
悪い奴が全然出てこないのもあって、書いてて凄い気持ちが良かったです。
特定の誰かを悪者にしてストーリーを作るのは止めよう、と思いながら執筆したので、若干特定のキャラへのフォローが手厚かったり、言い訳やしつこい謝罪で、特定のシーンでテンポが落ちてしまったような気もしますが、悪者を倒して無事解決! みたいな安直なシナリオは避けた結果、良い感じの読後感のある作品に仕上がったと思います(個人的には)。
それから、これは私がショタ/男の娘の神秘性について常々考えていることなのですが――
男の娘って、女の子よりも、遥かに寿命が短いんですよね……。
メインヒロインであるルカは、少年でありながら美少女に引けを取らない美貌と、魔王を封印する特別な力をと、巫女という莫大な権力を持って誕生しました。
言葉数が少なく、非力で、少し怠惰なルカは、きっと庶民として生まれたら、あの世界では生きていけない子だったでしょう。
それを、上記のギフトによって、手厚く保護される地位を手に入れました。
けれど、彼は大人になり、魔王を封印する力を失い、何より――それによって、自分の思い人から受ける評価が変わってしまうという恐怖に襲われます。
けれど、主人公の太陽は、そんなルカの不安を取り払い、「君は君のまま大人になってもいいんだよ」「どんな姿になって、どんな関係になっても、君のことが大切な存在であることに変わりないから」と安心させてあげた訳で、これこそが男の娘に課せられた呪いや呪縛から解放する、救いなのではないかと思います。
これこそ――ショタ/男の娘に限らず、万能感を持った子供が、神秘を失い、つまらない大人になることへの救いとなるのではないかと、思う訳です。
【キャラクターについて】
この項目では、主要キャラクターの裏話的なのを中心に語っていきます。
・日比野太陽
この作品の主人公です。
言葉遣いは乱暴だけど、誰よりも『優しいお兄ちゃん』を意識して書きました。
太陽はルカのことを人誑しと言いますが、太陽も相当天性の人誑しだよな……と書いてて思いました(笑)
大切な人を照らす存在であって欲しいという思いを込め、太陽と名付け、苗字にも『日』の文字を入れました。
・ルカ
https://kakuyomu.jp/users/nasubi163183/news/822139841003656224
メインヒロインです。
褐色肌、銀髪ロング、ぱっつん前髪、ジト目、ショタと――作者の性癖をこれでもかと詰め込んだキャラです。
無口系だけど甘えん坊なキャラを意識しました。
名前はキリスト教観で『光』を意味し、日本では女性的な名前ですが、西洋では男性名なこともあり、中性的なルカの名前にピッタリだと思いました。
ルカにとって、太陽は光り輝く大切な存在であると同時に、太陽にとってもルカの存在は人生の光である――そういう関係を意識しました。
・日比野夕陽
https://kakuyomu.jp/users/nasubi163183/news/822139841793410905
太陽の妹です。
黒髪ツインテール、ツンデレ、ブラコンと、一昔前のライトノベルの個性モリモリで作成しました(あと腐女子)。
妹が定期的に実家から遊びにきて、料理作って欲しいよ~……という作者の願望がこれでもかと反映されております(笑)
名前は日比野家にちなんで陽に関係する夕陽にしました。
・マルガレーテ
https://kakuyomu.jp/users/nasubi163183/news/822139840992264350
ルカの護衛の女騎士です。
私はポニーテールの女騎士が大好きなので(CV茅野愛衣だとなおよし)、個人的にもかなり好きなキャラです。
常にキレ気味で、主人公に対して塩対応な所が多く、読者の方に嫌われないか不安になりながら書いてました(汗)
名前は特に意味もなく、金髪の女騎士だから西洋っぽく「マーガレットにしたい」と思ったのですが、ちょっと捻ってドイツ系のマルガレーテと命名しました。
ドイツ系にした理由は特にありません。
ただ、書いている時に「マルガリータに似てるなぁ……」と常々思い、彼女が登場する回は書いててお腹が空きました(笑)
・大家さん
https://kakuyomu.jp/users/nasubi163183/news/822139842220286716
こいつは本当に便利なキャラです。
アラサーで社会不適合者な癖に態度がデカく、祖母の資産である不動産の家賃収入とVtuber活動で生計を立てている、労働者として日夜汗水たらして働いている作者からしたら、非常に憎たらしいキャラです←
ただ、最初に書いたように、めちゃくちゃ便利なキャラです。
AIイラストを一緒に載せるに当たって、イベント系の回は、ルカの衣装もそれに合わせた方が視覚的にも華やかになると思い、その度に大家さんが衣装を貸してくれるという、作者の痒い所に手が届く役割を持ってます。
Vのガワである宇佐美ラビィの元ネタは……まぁ超有名な某Vの方なのですが……中身がアレなので、明言するのは控えさせて頂きます。名誉棄損になっちゃうからね……。
・番台ギャル
https://kakuyomu.jp/users/nasubi163183/news/822139843107551921
出番は非常に少ないですが、個人的には好きなキャラです。
太陽とは犬猿の仲ながら、なぜかいつも息がぴったしで、悪友みたいなオイシイポジションだと思ってます。
・ルナ
https://kakuyomu.jp/users/nasubi163183/news/822139843567265936
ルカの母親。合法ロリのロリババアです。
2章から登場した癖に、2章の終盤では美味しい所を随分持っていった所感です。
名前の由来は月の英訳であるルナです(そのまんま)。
ただ、ルカとルナで名前がややこしいよなあ……と思いました。
【最後に】
概ね語り終えました(満足)。
投稿前に思っていた程の反響はなく、趣味に走り過ぎたと反省している所もありますが、逆に趣味に走った結果、20万文字も書けた所があります(笑)
それに、ありがたいコメントを書いてくれる読者の方にも恵まれ、それが執筆の原動力になったのも確かです。
勿論、全ての読者の方にも最上級の感謝を抱いております。
改めて、本編及びこんなチラシの裏みたいな記事まで読んで頂き、まことにありがとうございましたm(_ _)m
私の紡いだ物語が、太陽のように誰かを支える一助となるのを願って――――ノシ。