彼の人生は勝ち組と言えるだろう。
若くして上場会社社長、万の従業員を抱え、資産は数百億。
しかし、人としてはどうだ?
妻も家族もなく、誕生日を祝ってくれる友人もいない。
ひとり寂しく過ごす誕生日の夜。そんなときにタイムカプセルが届いた。
10年前の彼女。
自分は留学、彼女も自らの夢のため、円満に別れた。
しかし、事実は違った。
手紙には当時のことが書かれていた。
自分は難病にかかったこと。あなたの足を引っ張りたくなかったこと。
彼は泣いた。
自棄になり限定スポーツカーのアクセルをベタ踏みした。
なぜだ?なぜだ?
なんでこんなことになった?
涙で前が見えない。
そして、気付いたときには、乗用車が目の前にあった←これの運転手が俺。