ちょっと思い付いたことを、書いてみる。
『カクヨム』ではないが、私の小説の転載元のサイトでは、スマホでWEB小説サイトの編集画面へクラウドで入力している人が、操作を間違って作品を消去してしまったとか、いきなりパソコンが壊れ、アップロード前の小説のストックとアイディアプロットが消失したとか、外部メディアへバックアップを取っていなくて、連載を断念したという活動報告を、時々、目にする。
それで思い出したのは、ずっと昔、ハードディスクを二重化していた(RAIDというらしい)会社の社内システムのサーバーのメインボードと、データベースとシステムがインストールされたハードディスクが壊れたことがあった。当然、そういった故障のために存在する、二重化した方のバックアップ用ハードディスクには大事なデータが残っているはずだったが、なぜか、メインボードごと、二重化されていたバックアップ用ハードディスクもファイルシステムが破壊されていた。
メーカーは、有り得ない天文学的確率ではあるが、ゼロではない、宝くじの一等に当選するようなもの、と、まるで奇跡でも起きたかのような言い訳をしていたが、せっかく高額なハードウェアを買ったのに、結局、役に立たなかった。天文学的確率で「奇跡的に」不良な機械へあたってしまったのだろう。
困ったのは、障害が発生してもデータは無事なはず、と信じ込んでいたシステム担当者が、全く、外部メディアへデータのバックアップを取っていなかったことだ。大量の紙の書類から、顧客データなどを、何日も残業で手作業で入力して、復元した。
今年のことだが、私のノートパソコンが、キーボードを叩いた時、水平であるはずのキーボード面が、一部、こんもりと盛り上がっていて、保証期間を過ぎていたので、裏蓋のネジを外して開けてみたら、リチウムイオンバッテリーが膨張して、いつ発火してもおかしくない状態になっていた。あやうく、執筆中に突然ノートパソコンから炎が上がって、小説のテキストファイルごと、おしゃかになるところだった。バッテリーの交換に二万五千円くらいかかった。購入して二年もたってなかったので、天文学的な確率で「奇跡的に」不良なバッテリーにあたってしまったのだろう。
意外と、天文学的な確率のはずの事故や故障は起こるらしい(笑)ので、皆さんも、メーカーやクラウド業者の宣伝文句を鵜吞みにせず、自分でバックアップをとりましょう。