この小説はコロナ禍で暇な時に書き始めて、18万文字ぐらいで完結させたものを、ちょっと直しながら投稿しています。
あわよくば売りたい、と邪念をもよおして以下のような色気を出して書き始めました。
異世界転生ものが売れているみたいだ、ライトノベル、Web発の小説がアニメ化されて話題になっている、なるほど。で、ライトノベルとは? ランキング上位常連の作品を見回す限りでは、
「承認欲求と性欲を安易に満たすことを主眼とした軽薄な小説」
主人公よろしくイチャモンつけてもしょうがないんだけど、とにかくそういう偏見を元に、学園生活、胸の大きな女性、主人公モテる強い、異世界、魔法、そんな枠組みとお約束を踏まえて書く。
と決めて書き始めたのですが、主要登場人物が出揃う第5章の中盤ぐらいから、なんだか辛くなってきました。
自分が好きなことを好きに書こう、そうじゃないと上手く書けないし書いていてつまらない、誰に頼まれて書いてるわけでもなし、と当たり前のことに気がついて開き直ったのもこの辺でした。
そういうわけでこの辺りからだんだん作者の濃度が濃くなってきます。