なむなむ

よく外を眺めて、シーナとお話しして、毎日美味しいご飯を食べる。 それがシェリの当たり前の毎日。 いつからそれが当たり前になったのかなんて、考えもしなかった。

私と祖母にまつわるある数日です。 もう大分記憶が薄れてしまったけれど、全てを忘れないうちに記録として残しました。

3階建て9世帯が暮らすマンションは、1階にみんなが集うダイニングがある。 管理人兼食堂のおばちゃんのヨシばあ(淑子・64)が作り出すご飯と愛情は格別で、101号室のあっくんは毎日…

私たちはちょっと距離の近い幼馴染み。 これからも、ずっとそうだと思ってた。 女性目線の気持ちを短くあなたへ。

どこにでもいるような平凡な男、耳善(みみよし)つなぐ、28歳独身。 あまりにも特徴のない姿・顔立ちに、頭も平均的なつなぐは、奇跡的に一つだけ特徴とも言うべき取り柄があった。 それ…

私はずっと、ずうっと、逃げていたのです。 今となっては、私の存在そのものが夢現なのでしょう。

俺たちは嵌まるべきところに嵌められて、初めて命の輝きを見せる。 その命は選んだ者たちのために。 その命は俺たちを必要とする者のために、命尽きるまで。