知る人ぞ知る噂のバー……カクヨム二丁目の路地裏で、とっても優しいが時としてとっても厳しいママンが店を切り盛りするオネェパブ【ダンディ】
「………え、うそ? この作者、本気でこの組み合わせで飲みに行かせようとしているのか? 正気の沙汰じゃない」
「えー……、何気にユウくんと飲みに行くのって初めてだね? せっかくだし……お店に行く?」
「まぁ、そうだね。それじゃ……行こうか」
【 移動中 】
「イコさん、何を飲む? とりあえずビール?」
「あ、実は私、この店にはお酒をキープしてんだよね。黒糖焼酎れんとが好きなんだ」
「知らなかった、結構お酒飲むんだ。れんととか知らない銘柄だけど美味しいの?」
「飲みやすいよ? これを水割りにしてレモンを絞って飲むの。私は好きだよ。ユウくんも飲んでみる?」
「んじゃ、少しだけ………あ、美味い」
「でしょう? いつかさ、シウが大人になったら一緒に飲みたいと思ってたけど……きっともう無理だよね?」
「———そんなことないんじゃないかな? 僕はともかく、シウにとってイコさんは本当の親だし、逆にシウも会いたいと思ってると思うよ?」
「(………ぐずっ)ごめ……っ、いや、あの……そんな優しい言葉をかけてもらえると思っていなかったから……! だって私、本当にユウくんには酷いこと……したし……っ!」
「イコさん……」
「ねぇ、ユウくん………、あの時、他人のくせにって酷いこと言ってゴメンなさい……っ、それに、守岡のことも……!」
「———いや、それを許すのと、こうして話すのは別問題だから」
「———!!!!?」
(まわりの人も!!!!!?)
「え、今の流れで……? え、円満な空気じゃなかった?」
「いや、それを決めるのはイコさんじゃなくて僕だから。あれはそう簡単に許せることじゃないし、一生根に持つレベルだから」
「い、一生……?」
「あ、むしろ守岡さんのことは仕方ないと思ってるよ? 僕もシウとそういう関係になったからお互い様だと思うし。そもそも僕らはセックスすらしてない仲だったから、他に求めるのは仕方ないことだったからね」
「え、え?」
「逆にゴメン。僕もちゃんとイコさんと向き合えなくて。ちゃんと話をしていればよかったのに……」
「そ、それなら許してくれる……?」
「許す許さないは別問題だから」
「(頑なすぎる!)」
「それはそうと、守岡さんの鼻は大丈夫だった? 思いっきり殴ってしまったんだけど」
「うん、大丈夫。骨も折れていなかったし、訴えないって言っていたよ」
「そっか………訴えてきたなら、それはそれで訴え返そうと思っていたんだけどな(ぼそっ)」
「(ブラックユウくん!!!!!? いや、闇落ち⁉︎)だ、大丈夫? やっぱユウくんらしくないよ?」
「そんなことないよ。いつもの僕だよ? でもさ、短期間で色んな事があったからなんか色々と吹っ切れた気がして」
「(しまったー! やっぱり私が犯した罪は深過ぎる! これは死んでお詫びするしかないんじゃ? どうしよう、どうしよう……!)」
「イコさん、本当に僕に悪いと思っているなら、死のうと思わないで一生かけて償っていって。そしてシウの為に、母親としての姿を見せてよ」
「ゆ、ユウくん? (やっぱりおかしい! こんなの私が知ってるユウくんじゃない! でも何、この余裕……! 色気がプンプンするんだけど!)———はっ、まさか……ユウくん! シウと……ヤったわね⁉︎」
「…………(ごくごくごくごく……)ママ、れんとの水割り、レモンをつけてお願いします」
「(これは確実にヤってるわー‼︎)」
※ ちなみにまだ一線は超えてません。
それと本編とは全く違う調子になって……脳崩壊させるような内容になってスイマセンm(_ _)m
もっと真面目に描く予定だったんだけどな……。
………ってな感じで、ありえない組み合わせで飲みに行かせてみました!
いやー……腐っても元夫婦。何気に最初の空気はいい感じ? でも簡単に許しちゃダメだぜ、ユウくん!