【あ行】
●エラー(Error)
プログラムが正常に動作しない状態・出力。この作品では世界のあらゆる不具合・不合理・格差・停滞を包括する概念。世界名「エラーナ」の語源でもある。
●OS(Operating System)
コンピューターの基本ソフトウェア。ハードウェアとアプリケーションの橋渡しをする土台。サブタイトル「神のOSを書き換えた転移者」のOSはエラーナ世界そのものを指す。
【か行】
●コード(Code)
プログラムの命令文の総称。この作品では魔法の構造そのものを指す。バグ具現化体の表面に浮かぶ記号も、詠唱の言葉も、世界の設計図も、すべて「コード」として解釈される。
【さ行】
●サーバー
サーバーとは、他のコンピューター(クライアント)からの要求(リクエスト)に応じて、データやサービスを提供するコンピューター(ハードウェアサーバー)やソフトウェア(プログラムサーバー)のこと。
●スキャン(Scan)
対象のデータを読み取る操作。ノヴァの機能。今後進化する。
●実行ログ(Execution log)
プログラムの動作を時系列で記録したもの。各話冒頭の「記録ファイル:#000001」形式がこれにあたる。ユイの記録習慣はポストモーテム思考の表れ。
【な行】
●Null型
Null型とは、プログラムにおいて「意図的に値が存在しないこと」や「何も参照していない状態」を表す特殊なデータ型。各話冒頭の「記録ファイル:#000001」では、変位するスライム(バグ)のコードをNull型(空タイプ)に定義し、バグを直した。
【は行】
●バグ(Bug)
プログラムの誤り・設計上の欠陥。この作品の中核概念。世界の不合理・モンスター・社会制度の歪みまで、ユイの目にはすべてバグとして映る。「神楽結衣は、バグを放置できない性格だった」。
●プルリクエスト(Pull request / プルリク)
コードの変更を開発チームに提案・申請する操作。承認されるとメインのコードに統合される。ユイの口癖「プルリク却下」は「あなたの提案は採用しません」の意。第0話の転移システムへの批判に初登場。
●ポストモーテム(Postmortem)
障害発生後に原因を分析し、再発防止策を記した事後報告。「ポストモーテムも書けないまま終わるのか」(第0話)はユイが溺死しながら考えた言葉。問題が起きたら記録し改善する思考の体現。
【ま行】
●マージ(Merge)
複数のコードブランチを一つに統合する操作。ユイの口癖「マージしていい」は「受け入れます・了解します・同意します」の意。ノヴァとの統合確認が第0話での初出。
【ら行】
●ロールバック(Rollback)
システムを以前の安定した状態に戻す操作。「どのみちロールバック案件」(第0話)はユイの転移システムへの評価。取り消しが必要なほどの設計失敗という意味。
●ログ(Log)
システムの動作を時系列で記録したデータ。各話の「記録ファイル」はすべてログ。「死人にログは残せない」(第0話)はユイが溺れながら考えた一文。
【わ行】
ワールドインスタンス(World Instance)
並行世界の個別のサーバーインスタンス。識別コード「β-07」は、〇〇〇〇(この世界の名称)のワールドインスタンスのIDであり、「β版」の開発途上世界であることを示す。