先日、スターツ出版文庫から刊行された、『僕が恋した図書館の幽霊』を買いました。
前はカクヨムにも公開されていた聖いつきさんの作品ですが、他サイトで賞を取って、現在カクヨムでは非公開となっています。
この『僕が恋した図書館の幽霊』、主人公は創(はじめ)と言う、大学二年生の男子学生で、彼の通う大学の図書館には、ある噂がありました。それは、その図書館には優しい女の子の幽霊が住んでいて、疲れて転寝している学生がいたら、優しくコートをかけてくれるというものでした。
そんな不思議な噂がある図書館で、創が出会ったのは黒髪の少女、美琴。彼女に一目惚れした創は、毎週水曜日に彼女と会うようになり、距離を縮めていく……。
大学の図書館を舞台とした、ボーイミーツガールです。実はこの物語は、同作者様の別作品、『光風の伝言 -平成元年物語- 』と同じ世界のお話。これは創の親世代が活躍する物語となっていてカクヨムでも読むことができます。こちらも大変感動的な、恋物語となっています。
切なさとピュアな恋心が合わさった、大変好みな作品で、いつか自分も、こんな感じのお話を書くことができたらと、思わずにはいられませんでした。
とても素敵な作品なので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください(≧▽≦)
さて、ここで少しカクヨムコンの話をします。
素敵な作品を読んで、自分の作品にもそれを反映していきたいとは思うのですが、なかなか上手くいきませんね。
カクヨムコン用に書いていた小説、もうほとんど完成していて、全部で20万文字くらいになると思いますが、ここに来て思うのです。これって、本当にコンテストに出すだけの価値があるのだろうかって。
もちろん面白くするように書いたつもりです。ですが今回は書いていて、考えがあっちに行ったりこっちに行ったりと、かなり行き当たりばったり。絶対に矛盾点や、話が繋がらない部分があるので、推敲作業は苦労しそうです。
カクヨムコンまで、後一カ月と少しあるので、今から頑張れば新たに作品が作れない事も無いと思うのですが……そうそう良い話なんて浮かびません(-_-;)
一応、こんなのが書きたいって言うのはあるのですけど、起こす出来事や、読んでくれた人が納得のいきそうな結末が思い浮かぶかと言われたら、うーん。
キャラクターが浮かんで、イメージもしっかりしていて、書きたくはありますけど、ストーリーが全然ダメなのですよ。既に書いた小説を、少しでも良くするように改良を重ねるか、それともほとんど形になっていないアイディアで、頑張って書いてみるか。難しいところです(;´∀`)
最後にお礼です。現在連載中の『バイトの先輩に恋をしたけど』のコメントの数が、100を越えました。
本当に毎回、たくさんのコメントを頂いて、嬉しい限りです。皆様、ありがとうございます(≧▽≦)
この『バイトの先輩に恋をしたけど』。本当は今は書く方に集中したいから、公開するなら来年くらいになるかもと思っていたのですけど、パソコンの中を整理していて気が付いてしまいました。書いたはいいけど、タイミングを計っているうちに公開時期を逃して、日の目を見ていない小説がたくさんあった事に。
短編、中編、長編、色々ありました。全部合わせると、文字数にして三十数万文字あったのです。さっきのカクヨムコン用に書いている作品の文字数をこれに合わせると、53万文字くらい。推古作業さえすれば公開可能な小説が、パソコンの中に眠っていました。いつの間にこんなに書いたっけ(。´・ω・)?
このままダラダラと先延ばしにしていたら、永遠に日の目を見ることがなくなってしまう。そう思って、公開した次第です。
10月25日に完結予定です。読んでくださっている皆様、どうか最後まで、お付き合いください<(_ _)>