パチ魔女第2章 反省会
『SANKYOに始まりSANKYOに終わる』
な第2章でした。
……私、別にSANKYO信者ではないんですけどね笑
明確な敵役を出しつつ、
「異世界では何があったのか?」
と示唆したうえで、んなことは関係ないと現代でパチンコを打つストーリー仕立てにしてみました。
結果から言えば新たな読者にも見つけてもらえて良かったかなと。
「パチンコライトノベル」は、カクヨムではまだあまり作られていないジャンルなので良い題材だと思ってます。年齢層、ニーズを踏まえると対象はかなり絞られますけどね。
以下、第2章の反省会になります。
①キャラクターについて
前回登場した金髪姉妹、女騎士とガキ魔女(見習いの方がわかりやすいですね)は下げて魔王と聖女、そして勇者と灰髪の魔女が登場。
前の2人はどちらかというと真面目なタイプでどっぷりハマる性格ではなかったんですよね(素質はありますが)。比較すると魔王と聖女は既にハマってるのとこれから沼に沈められるキャラということで書きやすかったです。
勇者に関してはとにかく迷惑行為の象徴である「台パン」やこちらへなにか、けしかけてくるキャラ像にしてみました。異世界へ戻された後はナンパした女性陣に慰謝料払って終わりということで。
灰髪の魔女は「勇者だけで魔力を奪うのは無理筋では?」という疑問から。銀髪の魔女に絡むため、異世界の国内No.2のコンプレックスなどを背景につけた次第。
「なぜ銀髪の魔女をギャフンと言わせたいのか?」という勝負への前置きを作り、主人公側がめんどくさくても戦うシナリオを用意してみました。
『災厄の7』はもともとKACのお題で使用したネタなのですが、本編と比べると攻略法じゃなくて『迷惑な運気吸収魔法』になっている点が気になりました。
台そのものへの干渉ではなく、「幸運値」を高めるというのはオカルトですからね。ファンタジーと突っ張れば通せますが、それこそパチンコである理由は薄くなってしまう。
銀髪の魔女がハマっているのがパチンコなので一応筋は通せたとは考えています。
②配信ネタについて
最近のカクヨムでは「配信」が流行にあります。+ダンジョンですね。
その一部を取り入れましたが、いかがだったでしょうか?
手探り感はあったので個人的にはなんとも言えないです。魔女の口調も不安定でしたので(キャラ崩壊ってことにしましたが)。
また、この物語は『敢えて名前をつけない』方針だったのですが、地の文で魔女を指す時複数人魔女が登場していると分かりにくいので演者名を付けてみました。あとは単純に主人公にもこの機会になにか名前をつけてみようかなと。
主人公(俺)墨乃スミレ
銀髪の魔女 白銀シルバ
黒髪の魔王 真央マオ
橙髪の聖女 聖オトメ
ほとんどダジャレですね笑
がっつり配信ネタとして2章を組めば、もう少し違ったルートになったかもしれないです。
③魔法について
ここが苦戦しました笑
なぜなら第1章の2話ガンダムユニコーン回、「風の絨毯」が最強なので。
あれを超える魔法を出すのはなかなかに難しい……ので簡易版を作ったり、右打ち中の魔法にしたりと改良を加えた次第。
汎用性の高い魔法を使っちゃうと、「それエヴァで良くね?」現象と同じく「それ風の絨毯でよくね?」となってしまうわけで……
先に全力出してると後で苦労しますね笑
まだスマパチをあまり打ててないので、もしやるなら9月導入の「スマパチSAO」で魔法をやりたいですね!!
④勇者戦のオチについて
エピローグ前の部分、Round26において批判がありました。当該コメントは削除しましたが、簡単に言うと「勇者の出玉を奪うのはいかがなものか?」という内容。
言い訳がましい説明はしたくないんですが、そもそも勇者はパーティである銀髪の魔女、金髪の女騎士、橙髪の聖女、その他から金を借りて返していない状態です。焼肉回にてそれは説明しています(今は加筆してもう少しわかりやすくしました)。
金を返してない勇者が悪いですし、勝ったら聖剣をやるという約束も果たしてない(聖剣も盗品ですが)勇者から回収する流れは自然と考えています。単なる描写不足であることは否定しませんが、示唆はしていましたがわかりにくかったかもしれないです。
作中描写に批判的なコメントがあったこと自体久々なので動揺しましたが、流れを変えるつもりはありません。
とはいえ、その辺りの描写が不足していたことは事実。「勇者は銀髪の魔女に金を借りていたが返していない、魔女は迷惑料として出玉を回収した」と加筆修正致しました。
この一連の流れ自体が合わないなら、もう仕方ないって感じですね。感想も人それぞれなので。
⑤まとめ
第1章と比べて既に魔女を知っている分、何かやってくれる感はできかなーと思ってます。
今まで書いてきた作品とは異なる「パチンコ」題材なだけに、好みの分かれる内容であることは確かですね。特に第1章と異なり「勇者」という敵役を配置しただけに、勝負の結末に予想とは違う受け取られ方もあったので少し戸惑いもありました。
万人に合わせることは難しい、そう再認識する機会にもなりましたね。
第2章に入ってからは、「台の紹介」なのか、「物語の進行」を優先するべきか、バランスに悩まされました。元々完全なエンディングのないシナリオのため、どこまでストーリー重視にするべきか迷うことは多かったです。Round20からはひとまとまりのお話でしたし。
1章のように、前後編であれば先の内容を考えなくて良い分、物語の深堀りがしにくい欠点がありましたが、なんとなくそこを攻められたのではないかなと。
惜しむらくはキャラクターの登場バランスですかねー。満遍なく登場させようとするとセリフが少なくなるのでやりにくいし、個人との関係を優先すると話数が増える……難しいところです。みなさんは誰が良かったですかね?
まだやりきれてないネタがあるので、続きは書くかもしれません。
「(了)⁉︎」なのでね、パチンコの「⁉︎」ほど当てにならないものはないです笑
何はともあれ、第2章最終話までお付き合い頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m
⬇️⬇️ちなみに1話はこちらから!⬇️⬇️
https://kakuyomu.jp/works/16817139558324998113/episodes/16817139558325416583