むささび

拙作を応募させていただきました。

売れない画家とピアニスト
https://kakuyomu.jp/works/16817330664993422025

ピアニストを目指す主人公であるヒロインと個展を開くことを夢見る男女の恋愛小説ではあるのですが、本質はヒューマンドラマです。

小説のテーマは芸術家の苦悩とオルトルイズム （他愛主義）です。
芸術家同士の二人は、芸術家として何を表現すべきか、そのためには何が必要なのかを思い悩み、二人で手おとり、その困難に挑戦していく感じのストーリーです。

クラシック音楽と絵画を題材にしておりまして、その内容を掘り下げて、芸術の本質、表現者としての本質を探究する小説でもあるのですが、エンタメとしても読めよう表現を簡素化していますので、音楽と絵画の知識がなくても理解できるようになっています。また、それでも分かりにくい部分は、小説の最後に補足説明を追加している感じです。

小説の文字数は16万文字程度ですが、その内補足が４万文字ですので、小説本体としては12万文字程度です。よろしければ目を通してくださると嬉しいです！

まぁじんこぉる様
自主企画にご参加いただきありがとうございます。
解説も記載いただき大変ありがたいです。

現在、読ませていただいている途中ですが、
「まさに私の読みたかった作品だ」とうれしく思っております。

私は音楽も絵画も知識ゼロではありますが、
ひたむきに全身全霊で芸術へ打ち込む姿にどんどん引き込まれ、
考え抜いた末に導き出された「自分のできる最善」という選択は違和感なく、
その結末への期待と不安にドキドキしながら
読み進めることができました。

何を実現する為に、どのように考え、どうすると決めたのか
を素人の私でもわかる表現でそれも簡潔に示している点は
「小説の書き方として参考にしなければ！」と感動を覚えました。
補足パートも読むことでより「すごさ」や「面白さ」がわかり、
ストーリーと一緒に芸術そのものを楽しめている心地になれました。

２人以外の登場人物が「単なるわき役」ではないのも好きです。
登場時間は短くても台詞や態度に信念を感じ、好感を持てました。

展開１つひとつに没入できる気持ちの良い作品だと考えております。
企画にご参加いただき誠にありがとうございます。
これからも読ませていただきます。