むらた（獅堂平）

「どんな悩みも解決してくれる美少女がいるらしい」という都市伝説を知り、街をさまよっていると、突如謎の店が現れた。 そこにいた美少女カウンセラー羽織纏は、人々のお悩みを不可思議な道…

「こちらをどうぞ」 美少女は理由を述べず、何の変哲もない丸眼鏡を差し出した。

あるところに、十二色の色鉛筆たちがいました。 「やーい、お前の母ちゃん、真っ赤かー」 黄色くんと黄緑ちゃんが赤くんを馬鹿にしていました。

杉山は『トリ』『あえず』という二枚のカードを握りしめて死んでいた。 警視庁の刑事である道重大也は、優秀な頭脳をもつ従妹の道重小夜に相談をする。 三人の容疑者のうち、犯人は誰なのか。

「いま、集中しているから、話さないで！」 真琴はスマートフォンを操作しながら言った。画面にはゲームアプリが起動しており、それを懸命にタップしている。

真紀は小柄で目が大きく、男受けのする愛らしい顔をしている。その容姿を生かし、一年前まで地下アイドルをしていた。猫なで声と揶揄されるような声をだし、大概の男は心を揺さぶられ、ファン…

昭和六十年代。僕は小学生だった。 当時の僕には、日々の出来事を日記帳に書くという宿題があった。 ある日、帰宅途中にうんちをしたくなった僕は……。

学生時代、僕はイジメられていた。 特に嫌だったのは、『箱の中身はなんだろう』ゲームだ。

「この部屋、事故物件とかじゃないですよね？」 　突然、嶋村が言った。 「そんなことはないですよ」 　安田は苦笑しながら答えた。彼は都内に勤める不動産会社の社員だ。今日は賃貸マンシ…

結衣の誕生日を祝うため、僕は仕事を終えなければいけない。 残り三分、なんとかしなくては

電車で痴漢から助けてくれた垣谷尚樹に私は恋をした。 告白の勇気がなく、バレンタインデーを機にアタックすることに決めた。

ハヤシダノリカズ様の企画『カク人たちへの１３の質問』に乗っかった内容です。

その日、都内は大雪警報が出ていた。 家の外で、スーツを着た若い男女が口論しているようだ。女は傘を差しているが、男は傘を差しておらず、頭には雪が少し積もっていた。

公園のトイレでユーチューバーの中山が殺された。 三枝警部補は、中山の妻と、妻の愛人に目をつけたが……。 犯人は意外な人物！？

「ねえ。この子はあなたの子よ」 　女はそう言って、抱いている人形を見せた。

白馬の王子様を待つ美波の前に、白鳥蒼馬という男子が現れた。 しかし、彼は白馬の王子様ではなく、下半身が白馬のケンタウロスだった！ 恋愛よりもギャグ多めに繰り広げられるドタバタ学園…

他人の秘密を知りたいなら、まずは自分の秘密を話すべきだと思う。私の苦手なタイプは、自分のことを棚に上げて他人のことばかりを聞きたがる人間だ。 職場の同僚の野々宮遥香《ののみやはる…

僕の危機一髪といえば、就寝中にみる悪夢だ。 悪夢がどうして危機一髪なのかというと、僕は悪夢をみる度に呼吸困難に陥り、窒息死寸前で目が覚めるからだ。

私の名前は三枝千夏。 佐藤祐樹に恋している。 ※短編賞創作フェス。1回目お題「スタート」

道重小夜は少し賢い大学生。その腕を買われ、様々な事件に首を突っ込んでいく。 【一話目あらすじ】 ケーキ店に放火騒ぎがあったクリスマス・イブの当日。「予約したケーキはいりません」…

クリスマスやサンタクロースなどを題材とした800～2,000文字程度の短編集です。

彼は気づいた。 誰もいないはずのこの部屋に、自分以外の何者かが隠れている。部屋に入った瞬間、空気や物の位置などに微妙な違和感があった。

私は八方美人だとよく言われる。 けれど、後悔したことはない。私の些細な態度で、周りの人たちが幸せならそれでいいのだ。

僕のアパートで突然始まった修羅場。浮気を疑われる僕。 なんなんだこの状況は！？

北陸を舞台とした特殊設定ファンタジー。 I県とT県の狭間の山奥にあるハザマ学園。そこは魔法少女がいると噂されていた。 その噂を信じ、小日向茜は入学をすると、念願の魔法少女になれた…

僕はインターネット上で彼女ができた。SNSで出会い、ダイレクトメッセージで告白をした。 普段のやりとりは勿論チャットアプリだ。人見知りかつ対面で話すことが苦手な僕にはちょうどよい。

僕には三人の妻がいる。 月曜日と火曜日は真琴と過ごし、水曜日と木曜日は香織と過ごし、金曜日と土曜日は恵美と過ごしている。

サレ妻は不思議な老婆に出会い、タイムリープの方法を学ぶ。発動条件は、魔法陣に適量の血を注がなくてはいけない。 幾度となくタイムリープを繰り返して、夫を変え、不倫を阻止できるか。