どこに需要があるかは分からないけれど、一応やっておきたい元ネタ解説第二弾。
はぁじまぁるよぉ~!
◆八層地獄の深淵よりも凍てつくような空気
第二章第一話で影山くんが自身を取り巻く教室の空気感を例えた言葉。
TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に登場するバートル呼ばれる地獄の第八階層に広がる不毛な極寒の地が元ネタになっています。
ダンジョンズ&ドラゴンズは、いわゆるなろう的なゲームファンタジーの元ネタであるドラクエにも多大な影響を及ぼしたウィザードリィのそのまた原点で、近年でも同世界観を用いた『バルダーズゲート3』が2023年のゲーム賞を総なめするなど色褪せぬ人気を誇っています。
◆寝たふり(フェイン・デス)
こちらもダンジョンズ&ドラゴンズに登場する呪文の一つ。
死んだフリをして、一時的な行動不能且つ無敵状態となり危険をやり過ごす呪文です。
◆FATALITY
格闘ゲーム『モータルコンバット』でトドメの一撃として使用できる技(あるいは演出)のこと。
これを使って敵を倒すと、ものすごく残虐な倒し方をします。(例:相手の心臓を抜き取ったり、脊椎を抜き取ったり)
ちなみにかつて日本語訳された際には何故か、『究極神拳』と訳されたことでも有名です。
◆壺に入った裸のおっさんがハンマーを振り回して登山するゲーム
非常に癖のある操作感と一瞬のミスで全てが台無しになる理不尽さによる配信映えで一世を風靡した高難易度登山ゲーム『Getting Over It』のこと。
後に多くの後発ゲームを生み出したが、これ自体も『Sexy Hiking』と呼ばれるゲームからインスパイアを受けて製作されている。(こっちは更に操作感が最悪で難しい)
制作者のBennett Foddy氏はかつてQWOPという非常に癖のある操作の100m走ゲーム(走り幅跳びゲーム)を作ったことでも有名。
◆ブレワイもファイナルソードも同じ
全然違います
◆ジョニー・シルヴァーハンド
CD Projekt RED社のオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』に出てくる登場人物。
マトリックスやジョンウィックシリーズでお馴染みのキアヌ・リーブス氏が声優・キャラモデルを務めたことで有名。
◆レベルアップのファンファーレ
ドラクエかFFか、あるいは風来のシレンか
お好きなSEを鳴らしてお楽しみください
◆最初の王ゴッドフレイ
フロムソフトウェア社の『エルデンリング』に出てくるボス敵。
都合二度戦うことになるが、最初は幻影と相対する。
◆Nazohan社
グラフィックボードのRTXシリーズなどでも有名な米国の半導体メーカー『Nvidia』を、かつて日経ビジネス誌が『謎の半導体メーカー』と呼んだのが元ネタ。
Nvidia社は現在、生成AI特需で株価がとんでもなく高騰していることでも有名。
作者と同じように『あの時買っておけば良かったぁ……』と後悔しているゲーマーは多いでしょう。
◆読み方論争の絶えないAから始まる台湾の会社
台湾のPCメーカー『ASUS』のこと。
ちなみに正式な読み方は『エイスース』だそうです。
◆サングラスをかけた怪しい玄人男性のパッケージ
日本のPC周辺機器ブランド『玄人志向』のこと。
どんなパッケージなのかは各自で検索してみてください。