「祝福か? 生まれ出づりし 不幸(よろこび)に
祝福ください 安息日の子」
(第一話「日曜日(Sabbath Day)に生まれた子」より)
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三途川末綺です。
まずは1話を読んでいただき、ありがとうございます。ADHAM1話、初っ端から飛ばさせていただきました。
1話というものは、物語の導入です。
世界観の空気を立ち上げつつ、まだ全貌は出てこない。個人的には一番やきもきしつつ、
「続きが気になる」という感覚を残すのが、
1話の役割だと考えています。そうしたやきもきを抱えながらも、ADHAMらしい“濃さ”は伝わるよう、書いたつもりです。
わたしはADHAMに限らず、
創作物を120分のアニメ映画、
あるいは一つの舞台作品を作るイメージで、
毎話を組み立てています。
全部を作ってから各話に割っていくのではなく、
各話だけを書いて、継ぎ足し継ぎ足しして繋げていくイメージ。実はあまり先のことは考えていません。
陰影、カメラワーク、カット、素材感など、
ベースにあるのは映像や演劇の感覚です。
特に1話では、舞台脚本のような書き方や戯曲的構造、ナーサリーライムの引用、スポットライト、
「オレが主役!」という台詞などを実験的に強調し、ADHAMのもつ、ギリシア悲劇的な側面を照らしています。
この先、彼らがどのような運命に巻き込まれ、
どのように変化していくのか、どうなるかわからない部分もあるのですが、どうか一緒に観守っていただけたら嬉しいです。
このグラン・ギニョールのカーテンコールを書き切れるよう、がんばりたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
三途川末期
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play list
◾️「本能」(XANVALA)
◾️「残火」(XANVALA)