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『風船』の様に○○○

バックホーンの『風船』の話。

イメージされる風船は、取り敢えず赤色で、中にヘリウムが入ってるやつ。ヘリウムが入っている事は大変重要! 歌詞の中で、主人公は自分を風船に例えている。中身が空っぽで、周りに流されやすい。空虚さに耐えられないから血で真っ赤に染めている、らしい。そして、強い衝動がある、決して言い表せない、まるで獣の様な。なら、風船に投影されている強い衝動は何か。例えば、ヘリウムの詰まった風船の様に、一見して空虚なままに上方への強いベクトルを生じさせる、目に見えない衝動。意思を伴わない衝動は、まるで本能に従う獣のそれで、ただ本能に従うだけの人間は、人間としては欠陥品である。後、個人的な見方をすると、風船というのを玩具として考えたとき、割れればそれまでだし、萎んだモノを再度膨らます人も少ない気はする。
小さな子供の頃に手にした風船、空中に浮かぶその不思議な丸い固まりは、この手を離したらどうなるのか、純粋な好奇心で空に昇った風船は、壊れるまで地表に戻ることはない、的な。
それと、最後の方の歌詞で『僕ら別れを思ってた』って部分があるんだけども、ずっと『僕らは彼を思ってた』だと思ってた。歌詞の中の主人公が、自分と誰かが個別の事象を同時に思い浮かべるってのを信じられる気がしなくて、もう少し普遍的な対象物、例えば神様とかなら誰かが同時に思う事があるんじゃないか、そう考えるだろというレッテルを貼りました。

2件のコメント

  • 書けるか分かりませんが、企画の締切を延ばして貰えると嬉しいです。ただ、次の企画がまた新たに出る予定であればそちらを優先して貰って構いません
  • 次の企画、まだ思いついてはないんですぐはやらんつもりでした。
    今回はとりあえず6月9日まで延長しときます。俺も、まだ書き終われない感じだったので。
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