• SF
  • 詩・童話・その他

『キズナソング』を歌ってくれ

バックホーンの『キズナソング』の話。

キズナソングは何となく『孤独な戦場』とかそういう破壊的な感情の曲と地続きにあるイメージ。自分の中にそういう感情があって、世界に対して鬱屈したモノがあるんだっていうのを、歌い出しで宣言してる感じ。その上で、そんな自分では人を愛せないし、人に自分の内面を見せられない。だけど最低限側にいるだけなら出来る。それ以上は、どちらも傷付け合う様に感じてしまっている。それでも、ありふれたラブソングを好きになれたなら、少しだけ素晴らしい世界に感じれるかもしれないし、誰かに好きだと言えるかもしれない。片思いとか失恋とかの前に、まだ自分が相手と同じ生き物じゃないっていう負の感情があって、それで相手を驚かせたくないっていう気持ちがある。ストリングスの音とかが入っていて曲自体のスケールは壮大だけど、それが一層自分の矮小な負の部分を際立たせる、みたいな。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する