「鶴の間遠く 〜幸せ真比登〜」
https://kakuyomu.jp/works/16818093087618574981一話完結です。
昨日公開した、
「鴨すらも 〜悲しい真比登〜」
は、「恋や明かさむ」前日譚。
「鶴の間遠く」
は、その後日談にあたります。
「鴨すらも」は、前日譚なので、この話のなかで、主人公、真比登は幸せになりません。悲しい読後感です。
真比登が幸せになるのが、長編、「恋や明かさむ」の物語。
「恋や明かさむ」未読の方は、ぜひ「恋や明かさむ」も読んでほしい、と願いをこめて書きました。
一方、「恋や明かさむ」読了済の読者さまには、悲しい読後感が辛すぎるなぁ、と判断し、気分をすくい上げるショートを書く必要があると思いました。
それが、「鶴の間遠く」です。
この、「鴨」と「鶴」のあいだには、膨大な、単行本5冊ほどの時間があります。
「恋や明かさむ」読了済の読者さまが「鴨」と、「鶴」を読むと、二人の辿ってきた道が、短時間でバーッと頭のなかに蘇る経験をしてもらえると思います。
それが、感動というものです。
読書の醍醐味の一つです。
だから、「恋や明かさむ」未読の方は……(以下同文)
佐久良売「まーひと。」
真比登「佐久良売さま……。」
つらつら口上を述べる加須 千花をよそに、二人の世界にひたるラブラブ夫婦なのであった!