古き時代から死霊術を秘密裏に代々受け継いで来た一族があった。
彼らは死体を繋ぎ合わせ独自に進化させる事で、既存の生物を越えた化物を生み出すことに特化していた。
その一族に生まれたルードという少年は物心付く前から両親に死霊術の英才教育を施され、生きている人よりも死んでいる者に親しみを覚えてしまう。
だがある日の事、当時まで7歳になったばかりの彼は外で死体を繋ぎ合わせて遊んでいた所を村の住民達に見られてしまう。
彼は自分の力を外の人に自慢したかった故の行いだったが、彼等は異端を許さない。
その日の晩に村の魔術師達により親が殺されてしまい、自身にも危害が及ぶかと思われたが
少年は死んだばかりの親をアンデッドに変えて不意を付き、魔術師を含む村人を全員殺害してしまう。
残ったのは彼一人、親の亡骸は朽ち果て周囲には村人だったものが徘徊する地獄、その中で親のぬくもりを求めても得ることはなく、孤独が心を支配する。
何度かお日様が上って沈んでを繰り返した後に、連絡が途絶えた村の様子を見に来た領主の兵と依頼を受けた冒険者達により保護され孤児院に送られるが馴染めず飛び出し冒険者となる。
少年は得意の死霊術を使い短い期間でBランクになり、気付いた時には最年少でのAランクになっていた。
ただどんなに結果を出しても満たされない心が彼の中に闇を落とす。
マスカレイドが現れたのはそんな時だった、彼の魅せる希望に付いていこうと決めたルードは悪い事だと知りながらも、失った物を求めるのだった。
ルード·フェレス
肉体強化 3
魔術適正 9
治癒術適正 8
力3 魔力9 体力3 敏捷5 器用8 賢さ8
心器:短剣 (殺害した相手をアンデッドへと作り変える)
属性:闇(死霊術)
特性:継接