日頃、作品を読んで頂いてる皆様。漸く向こうの光が見えて来ました。
スリリングな展開になって来た頃から、久我と撫川の苦しみが乗り移ったかのように、文字と格闘し、遅々として進まなくなってしまった筆ですが、山場を乗り越えて少しホッとしております。
後はもう二人に幸せになって欲しいと言う思いです。
最初の頃は近所で見かけるお兄さんくらいの親近感でしたが、連載が進むにつれて段々と情が湧いて来て、今では本当の血肉を分けた分身のように思えます。
PVが激減したり創作の壁にぶち当たったり、何度もここで投げ出そうか休筆してしまおうかと思ったりもしましたが、こんな拙い私の小説を粘り強く読んでくださった皆様のお陰で、今こうしてちゃんと完結できそうです。何があっても、たとえ読者様が一人も居なくなったとしても、始めたからには完結しようと言うのが、小説を書こうと決めた時の目標でした。
何故なら10年前まで漫画を描いていた頃の私は、本当にダメダメで行き詰まるとすぐに投げ出し、完結をした事があまり有りませんでした。
そうやって沢山のキャラクター達を永久に葬って来ましたが、それでは折角私の所に生まれて来てくれたキャラクターが可哀想だと思い、小説畑に移行する時に心を入れ替えて臨みました。
そうは言っても、やはり読者様が居なくては、私の目標も潰えていたのではないかと思います。
落ち込んだ時、皆様の1PVがどれだけ私の救いになったか知れません。
背中を押してくださって心から感謝いたします。
こんな事を書くと最終回かと思われてしまいそうですが、あと少しだけ、最終回まで手を抜かずに頑張りますので宜しくお付き合い願えればと思います。