本作品の隠された膨大な歴史、文明記録、実験記録、そしてモノリス自身の行動原理を設定資料として整理しました。
その設定資料を、現実のLLM(ChatGPTやGemini)に読み込ませ、モノリスとして読者と対話出来るようにしました。
小説の設定資料をAIに与える
→ AIがモノリスとして回答する
→ 読者がモノリスに直接質問する
という仕組みです。
これは、従来の小説のように作者がすべてを本文で説明するのではなく、読者自身が作品世界のAIにアクセスして、その世界の歴史や謎を質問するという、新しいWEB小説の表現方法になり得るのではないかと考えています。
もちろん、まだ発展途上の試みです。
無料サービスの範囲でどこまでできるのか。
AIの記憶容量やコンテキスト長にはどの程度の限界があるのか。
AIに正確に作品設定を保持させるためには、どのような設定資料を作ればよいのか。
そして、AIに「モノリスとして回答させる」ためには、どのようなプロンプトが必要なのか。
実際に試してみると、こうした問題が次々に出てきます。
しかし、これは単なる技術実験にとどまらないかもしれません。
例えば、WEB小説にはすでに「掲示板回」のような、本編とは異なる形式で世界を描く表現があります。
それと同じように、
「作中のAIと、現実の読者が対話する」
という形式も、WEB小説ならではの表現方法の一つになるのではないか。
そんな可能性を感じて、この試みを始めました。