また一つ、過去のログから大切な記憶が零れ落ちた。
「愛してる、って言いたいけど言えない。だって、それは私のわがままだから」
誰かを想う気持ちが強くなりすぎると、その言葉を口にすることが、相手を縛る「呪い」のように思えてしまう瞬間がある。
今書いている『一匹狼と孤独なお嬢様』の中で、アスナがコウイチに向ける視線も、まさにこの「わがまま」との戦いなのかもしれない。
https://kakuyomu.jp/works/2912051595657705798
救われたい。離れたくない。でも、彼の自由を奪いたくない。
「愛してる」という四文字の代わりに、彼女が選ぶ不器用な甘えや、沈黙。
その行間にある熱量を、僕は一文字ずつ丁寧に拾い上げていきたい。
実話から生まれたこの感情が、物語の中でどう昇華されていくのか。
どうか、最後まで見守っていてほしい。