KADOKAWA Group

みやも

@miyamochi
2021年10月5日に登録

異世界ファンタジー

miyamo46826314

11月24日
箱庭司書の観測レポート：🍽️洋食屋さんのランチ「蟹クリームコロッケ」VS「ビーフシチュー」問題🍽️【コメント記録Vol.005】
観測レポート：第177話◆ノエル、王城の厨房に立つ！より <<===================>> 観測対象：守人（もりびと）たちの「洋食屋ランチ選択」に関する価値観および消費倫理観測日：第十一周期　月の巡り四回目（2025.11.24　11：00集計）記録者：箱庭司書（創造神補佐） <<===================>> ──箱庭司書の記録── 今回の観測対象は、洋食屋のランチという名の戦場である。サクサクの黄金衣を纏い、未知の熱を内包する「蟹クリームコロッケ」か。はたまた時間と手間をもって煮詰めた深い味わい、「ビーフシチュー」か。この二択はただの好みではなく、生活環境、料理哲学、人生観まで暴き出す高度な心理テストなのだ。 ■□━━━━━━━━━━━━□■ 🔍派閥別・洋食ランチ論争の観測 ■ 限定堪能派（希少性重視型）「作るのが面倒で手間がかかる＝店でこそ食べたい」ビーフシチューの労力を知りし者は、ためらいなくそれを選ぶ傾向。コロッケに対しては「惣菜で良いではないか」派多数。 ■ 揚げ物信仰派（衣中毒型）揚げた瞬間が美である。熱・サク・トロの三位一体を讃え、蟹コロの季節を生きる。「外食こそ揚げ物に正義が宿る」旨の強い主張。 ■ コスパ警戒派（価格審議型）蟹コロに対し「ハズレを引きやすい」「値段に見合わない」という切実な財布の悲鳴が顕著。 ■ 両取り派（強欲王型）「ビーフシチューセット＋単品蟹コロ」「どちらも欲しい、人生に妥協は要らぬ」欲望に正直。幸福指数、高め。 ■ 解析派（研究者型）料理人や料理好きの守人は、ビーフシチューに奥深い職人魂を見出す。「良い店か否かはシチューを見れば分かる」──至言である。････････････････････････････････ ✏️特筆記録司書の書棚に収められた、輝かしき声の一部をご紹介。 PU「蟹クリームコロッケは美味しいに決まってますわ！（力説）」 ▶〈所感〉：揺るぎなき蟹信仰。衣の奥に真理を見た。 PU「シチューの七面倒臭さを知れば勝負にならん（遠い目）」 ▶〈所感〉：あの沼の日々はまだ心にあるのだね……。 PU「カニクリームコロッケは蟹力が足りなかったりするからな」 ▶〈所感〉：蟹力（かにりょく）不足──装備を見直して再挑戦だ。 PU「蟹コロは美味しいのにレストランで頼んだことない、なぜ？」 ▶〈所感〉：洋食屋最大の未踏領域、蟹コロ謎現象。研究の余地あり。 PU「扉に猫の看板があったらビーフシチューは頼みません」 ▶〈所感〉：有名な洋食屋。尚、司書も命が惜しいので、この店では頼まないと誓っている。 PU「グラコロは小麦を小麦で挟んだ小麦（真理）」 ▶〈所感〉：これはグラコロを一生まともに見られなくなる呪いの言葉である。 ※今回ご紹介できたのはごく一部ですが、どの一文も司書の記録棚にしっかりと収められております。････････････････････････････････ 💻 観測所見（司書のひとこと）今回の観測では、明確にどちらかを選んだ守人のみを対象とした限定解析も実施。その結果── およそ 3分の2 が “ビーフシチュー” に軍配を上げることが判明した。「労働と時間を集約した一匙か、熱とクリームと衣に宿る快楽か…」選択の数だけ、理由がある。そこにこそ、人の真理が生きている。････････････････････････････････箱庭は、書かれることで形を得て、読まれることで命を持ち、守人たちの言葉が風となり光となって、この世界を育ててくれます。ここが、ほっとひと息つける“みんなの場所”になりますように。 ※イラストは、本編の「箱庭」とは関係のない架空の人物です。ビーフシチューと蟹コロがちょっと中華っぽいのはご愛敬。
17件のいいね
4件のコメント
11月8日
🌿✨書籍第2巻制作決定のお知らせ✨🌿
『女神のつくった世界の片隅で従魔とゆるゆる生きていきます』 ――おかげさまで、書籍第2巻の制作が決定いたしました！ここまで歩んでこられたのは、ひとえに応援してくださった皆様のおかげです。日々いただく温かい感想や応援の言葉が、何よりの励みであり、執筆の原動力となっています。毎回、コメント返信をする瞬間は、まるでプレゼントの包みを開ける時のようにワクワクします。そこから創作のヒントを得ることも本当に多く、皆さんとの交流が物語の息づかいを生み出しています。この作品のコメント欄は本当にすごくて―― 「市販ルーを使わないカレーの作り方」や「食材・食品の起源」、「缶詰の歴史」など、検索では辿り着けないような教養や実体験に基づく知識が集まっています。さらに、物語のエピソードに寄り添った感想や、個人的な楽しみ方の共有など、読み専だった頃の私から見ても、こんなに楽しいコメント欄はとても珍しいと感じています。そんな温かくユニークな場所を一緒に作ってくださる皆様が、本当に大好きです。実際に、これから登場する“お子様ランチ”のくだりも、いくつかのコメントリクエストから生まれたエピソードなんですよ。以前から近況ノートでもお伝えしている通り、この物語はまさに「皆さんの声（感想）が世界の風となって流れている」作品です。そして、書籍は皆さんの声の結晶だと感じています。それをまた“形”にできたこと、本当に幸せに思います。担当編集さんからも前向きなお声かけをいただいており、この先がますます楽しみです♪ 書籍に関する最新情報は、リアルタイムで X（旧Twitter）@miyamo46826314 にて発信してまいりますので、ぜひ気軽にフォローしていただけると嬉しいです。この物語の世界と、登場する従魔たちが、皆さんの日々に少しでも癒しを届けられますように―― そう願いながら、これからも心を込めて物語を紡いでまいります。改めまして、皆様、本当にありがとうございます。そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。 ――みやも書籍 ▶アマゾン　https://www.amazon.co.jp/dp/4434364243?tag=alphapolcojp-22 ▶楽天　https://books.rakuten.co.jp/rb/18361790/ ▶セブンネット　https://7net.omni7.jp/detail_isbn/9784434364242
14件のいいね
4件のコメント
9月12日
【ご報告】書籍発売のお知らせと感謝
いつも本作を読んでくださっている皆さまへ。このたび、本作が書籍として刊行される運びとなりました！ここまで支えてくださった読者の皆さまのおかげで、物語を形にできました。心からの感謝を申し上げます。書籍化にあたり、タイトルは『女神の箱庭』 → 『女神のつくった世界の片隅で従魔とゆるゆる生きていきます』へと変更になりました。新しい装いでお届けできることを嬉しく思っています。発売日は【9月12日】。書店には数日以内に並ぶ予定です。営業目的の宣伝活動はカクヨム上で禁止されておりますので具体的な店舗名はお伝えできませんが、もしお近くの書店にない場合は、お手数ですがお取り寄せをお願い致します。もちろん、手軽な電子版もございます。大手電子書籍ストアでも販売されていますので、作品タイトル「女神のつくった世界の片隅で従魔とゆるゆる生きていきます」で検索していただければご購入いただけます。さらに、書籍限定【購入特典の書き下ろしSSペーパー】も付いています！編集さんも太鼓判を押してくださった特典ですので、皆さんにもすごく読んでいただきたいです☆ そして表紙（添付画像）には、見知らぬ鳥が飛んでいると思いませんか？なんと！書籍版限定の従魔が誕生しました！これまでにない“クセつよ”キャラですので、ぜひ手に取ってお確かめください。内容面も全編を編集し直し、より瑞々しいアストレイリアでの暮らしを味わえるようにしています。登場人物の挿絵も最高です。物語の世界にぐっと入り込めます。一方で、書籍化に伴い第22話～第68話は非公開となります。カクヨムアプリでお読み方は、非公開作業により既読話数がリセットされる場合があります。大変ご不便をおかけしますが、既読話数までスキップしていただけますと幸いです。非公開部分は出版元投稿サイトでお楽しみいただけます。URL直接貼付ができないためお手数ですが、作品タイトルで検索してご覧ください。そして、この度、書籍発売を記念して今まで見る専だった【X（旧Twitter）】をスタートしました！物語や書籍に関する情報他、日常のことなどを発信していきますので、よろしければフォローしてください。リンク： https://x.com/miyamo46826314?t=Paejiko9VCCVepDyDqlq3Q&s=09 ユーザー名： @miyamo46826314 ちなみに私、ド初心者ですので、もしXでわけのわからないことをしていたら温かくご指摘いただけると助かります。このお知らせを気に入っていただけたら、SNSでの感想シェアや書籍の紹介をしていただけると大変嬉しいです。 #女神のつくった世界の片隅で従魔とゆるゆる生きていきますのハッシュタグなどをつけていただけると、読者の皆さまと一緒に楽しむ場も広がります。皆さまの応援が、この物語の大きな支えです。アストレイリアでのゆるやかな生活をWEB版と書籍版で、これからも一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。 - Special thanks to you, always.
13件のいいね
10件のコメント
7月20日
箱庭司書の観測レポート：カル〇ス濃度は人によって違う説【コメント記録Vol.004】
観測レポート：第124話◆カルリス戦争より【コメント記録Vol.004】 <<===================>> 観測対象：守人（もりびと）たちの「カル〇ス濃度」に関する飲用感覚・家庭事情・文化的論点観測日：第七周期月の巡り三回目（2025.7.19 10：30集計）記録者：箱庭司書（創造神補佐） <<===================>> ──箱庭司書の記録── 今回の観測対象は、古より続く“液体論”──それも夏の箱庭を静かに沸騰させる、「カル〇ス濃度は人によって違う説」である。飲料とは、しばしば「思い出」と「習慣」の交差点に位置するもの。特に目分量の権化とも言えるカル〇スには、守人達の様々な過去の記憶と味覚の真相が垣間見え、抜群の濃度を誇っていた。 ■□━━━━━━━━━━━━□■ 🔍派閥別・カル〇ス濃度問題の観測 ■ 温度依存派（温度連動型）温度によって濃度を変えるという戦略的な発言が多数確認された。冷やすほどに薄く感じる現象に対抗するため、氷と濃さの調整を両立させる技術が求められている。「朝は普通」「酒割りなら濃いめ」など、飲む場面への対応力の高さが光る。 ■ カップ派（精密調整型）「濃い・普通・薄い」のメモリ付き専用カップを用いることで、失敗のない調合を実現する一派。これは“濃度の民間標準化”を志す大いなる改革である。 ■ 初感動派（禁忌解放型）「親の価値観で口にできなかった飲み物を大人になって初めて体験し、感動した」という逸話が記録された。禁じられた飲料には、往々にして強い記憶と感情が宿る。スナック菓子もそうだよね。 ■ 牛乳割派（濃厚信仰型）原液を牛乳で割るという高濃度なスタイル。爽やかさよりもコクと濃密さを求める信者が多数見られた。中には「本命は牛乳割り💖」という熱烈な信仰告白もあり。 ■ 料理活用派（応用錬金型）飲料としてではなく、原液をスイーツや揚げ物の衣などに用いる実用派。その一方で、久々に飲もうとして濃度を誤り“自爆”する者も。使用目的が異なることによる濃度感覚のズレは、まさに「カル〇スあるある」である。 ■ ペットボトル派（既製品安心型）「原液を自分で薄めるのはむずかしい」とし、既製のカル〇スウォーターを選ぶ実用的な一派。なお、欧米でのブランド名「CALPICO（カルピコ）」に関する知識共有も記録された。････････････････････････････････ ✏️特筆記録以下は、守人たちの珠玉の言葉の一部である。味覚の違いは思考の違い。だがそこには確かな温度と、誰かの思い出があった。 PU「カル○スは、お水割りは爽やか目ですね　ゴクゴクたくさん飲めるので(笑)しかし本命は牛乳割りです💖濃厚で美味です　買うのはソーダが多いかなぁ」 ▶〈所感〉：三刀流のカル〇ス使い爽やかさと濃厚さと炭酸のすべてを手中におさめる守人、最強か？ PU「カル〇スアイス作るかかき氷作って原液かけるか……好きなフレーバーはレモンです(どれも美味しいけどね！」 ▶〈所感〉：夏の錬金術師これはすでに「飲む」域を超えている。 PU「わかるわかる。原液と水の黄金比は人それぞれだけど、貶されてらバトルになりますよ。兄弟でバトった記憶がありまして^^;」 ▶〈所感〉：濃度で血は争う兄弟が濃い派と薄い派で分かれると、食卓がまるで戦国。水場に血が流れぬよう祈るばかりである。････････････････････････････････ 💻 観測所見（司書のひとこと）「カル〇スの濃度とは、人の記憶の濃度である」誰かの冷蔵庫、誰かの夏の日、誰かの帰り道── その一杯に込められた想いが、守人たちの語りを通して静かに蘇った。司書は今日もまた、ひとしずくの白い飲み物を手に、記録棚にそっと言葉を差し込むのである。････････････････････････････････箱庭は、書かれることで形を得て、読まれることで命を持ち、守人たちの言葉が風となり光となって、この世界を育ててくれます。ここが、ほっとひと息つける“みんなの場所”になりますように。 ※イラストは、本編の「箱庭」とは関係のない架空の人物です。
22件のいいね
6月10日
箱庭司書の観測レポート：から揚げにレモンかけるか問題【コメント記録Vol.003】
観測レポート：第123話【Side　リアム】愛しい夕乙女より【コメント記録Vol.003】 <<===================>> 観測対象：守人（もりびと）たちの「から揚げとレモン」に関する味覚的・倫理的見解観測日：第六周期月の巡り二回目（2025.6.8　11：00集計）記録者：箱庭司書（創造神補佐） <<===================> ──箱庭司書の記録── 今回の観測対象は、リアムの恋路はそっちのけで守人達が熱く論争を交わした、「食卓戦争」の火種が議題である。それは「から揚げにレモンかけるか問題」──これは単なる味覚の違いではなく、時に倫理、信頼、文化への問いでもある。本記録では、守人たちの実に多様な視点をもとに、いにしえより続くこの問題の核心に迫る観測を行った。 ■□━━━━━━━━━━━━□■ 🔍派閥別・から揚げとレモン問題の観測 ■ 味変派（計画型）「最初はそのまま→途中レモンで味変」という意見が多数確認された。この流派はから揚げを一個体ずつ認識し、レモンの濃さを変えることで戦略的な満腹回避を行っている。 ■ 小皿派（個別対応型）レモンをかけるか否かは自由だが、“大皿に直でかける”行為に対して強い倫理的拒絶感を持つ守人が多く見られた。「それは無粋」「最低限のマナー」「処す？」など、過激派の温床となっている。 ■ 不要派（オイル信仰型）から揚げの魅力は“油そのもの”にあり。さっぱり要素は飲み物で補うという潔い姿勢。「揚げたものをなぜ中和するのか」というから揚げ聖典を提示する姿勢が印象的だった。 ■ 追い調味料派（複合アレンジ型）「レモンに加えてマヨネーズ」「オーロラソースで食べたい」など、複数調味料を合わせて自らの正解を追求する姿も確認。 “味覚の自己責任”という強い思想がうかがえる。････････････････････････････････ ✏️特筆記録守人達から寄せられた多くの声は、どの語り口も味覚も奥深く、司書は思わず何度もうなずきながら記録を読み進めた。ここではその中から、特に印象に残ったいくつかをそっと転記しておく。 PU「レモンかける派ですが大皿に直はギルティですぜ！味変することで無限唐揚げ編が始まる。」 ▶〈所感〉：某列車編にまず謝ろう鬼の復讐待ったなし！！いや？レモンかける派なら鬼との融和も… PU「唐揚げにレモンは、小皿に盛ったあとでかけない人は斬首ですわよ（過激派）」 ▶〈所感〉：武装過激派この論争が長きにわたって恐れられてきた所以──それは、時として食卓に現れる過激派の存在に他ならない。 PU「唐揚げにレモンは要らない派ですねぇ…揚げたのにさっぱりさせる意味とは？」 ▶〈所感〉：オイル論破真正面からの正論パンチに司書は膝を折ることしかできなかった。 ※今回ご紹介できたのはごく一部ですが、どの一文も司書の記録棚にしっかりと収められております。････････････････････････････････ 💻 観測所見（司書のひとこと）「から揚げを覗く時、から揚げもまた汝を覗いている」から揚げは料理であり、信念であり、試練である。守人たちの声を通じて、司書はまたひとつ、食卓という名の戦場に向き合ったのだった。････････････････････････････････箱庭は、書かれることで形を得て、読まれることで命を持ち、守人たちの言葉が風となり光となって、この世界を育ててくれます。ここが、ほっとひと息つける“みんなの場所”になりますように。 ※イラストは、本編の「箱庭」とは関係のない架空の人物です。
26件のいいね
6月10日
箱庭司書の観測レポート：目玉焼き何かける？【コメント記録Vol.002】
観測レポート：第112話◆目玉焼き、何かける？【コメント記録Vol.002】 <<===================>> 観測対象：守人（もりびと）たちの「目玉焼き」調味料選択傾向（第二補遺編）観測日：第六周期月の巡り二回目（2025.6.10 6:30集計）記録者：箱庭司書（創造神補佐） <<===================> ──箱庭司書の記録── 観測記録第二報。なおも続く“目玉焼き調味料論”に、守人たちの熱は尽きる気配を見せない。今回は調味料のみならず、「焼き方の哲学」や「素材への愛」など、さらなる深みへと観測が及んだ。 ■□━━━━━━━━━━━━□■ 🔍調味料＆こだわり派の観測 ■ そのまま派（無添加至上主義）「何もかけない」が最適解というシンプル美学。ただし黄身の水分量が不足した場合は、ウスターソースで調整するという高度な応用力も確認された。 ■ 多彩変化型（日替わりスタイル）醤油、マヨ、ケチャップ、バルサミコ酢……。その日の気分で調味料を変える柔軟性を持ちつつ、「卵には徹底的にこだわる」姿勢が印象的。中には“自宅の鶏に突かれながら収穫した卵”を用いる猛者も確認された。 ■ 酸味派（爽やか系）亜麻仁油＋シークワーサー原液という異次元の組み合わせを提唱した守人も出現。もはや食事を超えて、錬金の領域に近づいている。 ■ ブラックペッパー追加派（スパイス強調）塩・胡椒ベースに黒胡椒を加えることで香りとキレを調整。単なる調味ではなく、香り設計建築家としての食卓アプローチが垣間見られた。････････････････････････････････ 🍳焼き加減・食べ方の哲学「半熟とは何か？」という定義論も浮上。黄身の流動性を基準とする理系強者が現れ、議論の深化が進む。「ご飯に乗せるか否か」「下にハムを敷くかどうか」など、構造面への考察も多様。「ターンオーバー(※)可」派の存在も観測。生息数については今後の観測課題とする。（※）両面焼き････････････････････････････････ ✏️特筆記録守人達から寄せられた数多くの答え。どれも本当に味わい深く、司書は終始ニヤつきながら記録を読み耽っていた。その中から、今回はほんの一部だけをここに転記しておくことにする。 PU「ところで半熟とは？私の定義では白身は流動性がなく、黄身は流動性がある状態です。」 ▶〈所感〉：つ、つよい… “半熟”という主観領域の概念化に感動を禁じ得ない。 PU「抱卵中の鶏に威嚇され、突かれながら収穫した新鮮卵で作る目玉焼きは控えめに言って美味です。」 ▶〈所感〉：え？飼ってるのぉ！？！？この一文に司書は目を疑い、三度読み返した。 PU「子供の時に母親が作ってくれていたのは塩でしたので、他を否定するほどのこだわりはありませんが、塩が一番好きです。」 ▶〈所感〉：愛は最高の調味料塩に宿る母のぬくもり。この世で最も尊き魂を見た気がした。 ※今回ご紹介できたのはごく一部ですが、すべての記録が司書の観測棚に大切に保管されています。どんな一言にも、味と想いと物語が宿っています。････････････････････････････････ 💻 観測所見（司書のひとこと）目玉焼きという小さな宇宙に、これほど多様な思想と記憶が詰まっているとは。箱庭の朝は、今日もそれぞれの味で始まっているようです。････････････････････････････････箱庭は、書かれることで形を得て、読まれることで命を持ち、守人たちの言葉が風となり光となって、この世界を育ててくれます。ここが、ほっとひと息つける“みんなの場所”になりますように。
15件のいいね
5月29日
【いつも応援してくださる読者の皆さまへ】
こんにちは。いつも物語を楽しみにしてくださって、本当にありがとうございます。皆さまにお知らせがあります。まだ詳細をお伝えすることはできないのですが……実は今、「書籍化」に向けたお話が進行中です。このご縁が生まれたのは、ひとえに、日々応援してくださる皆さまのおかげです。感想をくださったり、♡や☆で盛り上げてくださったり、静かに見守ってくださったり。どの形のお気持ちも、すべてしっかりと届いています。本当に、本当にありがとうございます。書籍化のお話が動き出す中で、これまで続けてきた「毎日更新」が遂に途絶えそうです。毎日コメント欄でおしゃべりするのが楽しくて仕方なかった私にとっては、少し寂しいことでもあり、読者の皆さまには申し訳ない気持ちもあります。更新の空白が生まれてしまっても、どうか心配しないでください。物語は止まりませんし、頻度は変わりますがカロリーも定期的にお届けします。進展がありましたら、また改めてご報告いたしますね。これからも、物語と一緒に歩んでくださると嬉しいです。心からの感謝を込めて…☆ 食べ物の話で盛り上がれるここのみんなが大好きです。
33件のいいね
8件のコメント
5月24日
ようこそ「炭の街　ルオスク」へ
王都の北門からひたすら北上した先にある丘陵地に面したのどかな街。山間の炭づくりを生業とする「炭焼き村」から炭が集約される、いわば「ネイブルナルの炭流通の要」。街には炭問屋が多くあり、目利きの商人たちが吟味した炭は王都をはじめ各都市へと運ばれて行く。木炭しか知らなかったノエルにとって、ルオスクの炭はまさに“常識を覆す”出会いだった。また、後の料理に多大な影響を及ぼす“きっかけ”の場所でもある。素朴な家々が長閑な郷愁を誘う坂道だらけの穏やかな空気感の街。（※炭の街　ルオスク編　第９０話～第１０２話）
26件のいいね
5月22日
100万PV、ありがとう。ここまで来れたのはあなたのおかげです。
気づいたら……この物語、100万回も読んでもらえました。すごい数字に見えるけど、そのひとつひとつは「あなたが読んでくれた」という事実の積み重ねです。たった一人の「読もうかな」っていう気持ちが、ここまで私を連れてきてくれました。本当に本当にありがとう！！！応援するって、すごく力がいることだと思うんです。毎回新しい話を読むのもエネルギーがいるし、続けて追いかけてくれるのは全然当たり前じゃない。だからこそ、あなたが今ここにいてくれることが、何より嬉しいんです。この物語を通して「読んでてよかったな」「♡ポチッてよかったな」「コメントして楽しいな」って、何かひとつでも思ってもらえたなら、私はそれだけでとっても幸せです☆ まだまだ、箱庭は続きます。もちろん、うまくいく日ばかりじゃないけど、あなたの「好き」や「気になる」が、私の背中を押してくれてます。それは本当に、嘘偽りのない、私の原動力です。もし日々の中で疲れたとき、この物語がふっと心を軽くできる瞬間をつくれていたら、こんなに嬉しいことはありません。そして、「あぁ～癒された」「あぁ～お腹空いた」って、思ってもらえたのなら、それだけで十分に報われます。これからも、無理のないペースで、好きな時に、好きなだけ、箱庭に足を向けていただけたら幸いです。改めて――100万PV、本当にありがとう。これからも、よろしくお願いします！
17件のいいね
2件のコメント
5月18日
箱庭司書の観測レポート：目玉焼き何かける？【コメント記録Vol.001】
観測レポート：第112話◆目玉焼き、何かける？【コメント記録Vol.001】 <<===================>> 観測対象：守人（もりびと）たちの「目玉焼き」調味料選択傾向観測日：第五周期月の巡り四回目（2025.5.18 14:00集計）記録者：箱庭司書（創造神補佐） <<===================>> ──箱庭司書の記録── 箱庭内で発生した興味深い議題についての観測レポートを記録する。その議題とは……「目玉焼き、何かける？」栄養価と満足度を兼ね備えたこの食材に対し、箱庭の守人達がどのような選択を示したのか。以下、観測記録を転記する。 ■□━━━━━━━━━━━━□■ 🔍調味料別・主要派閥の観測 ■ 醤油派（主流派）多くの守人が支持。「白米に乗せて黄身を崩し、醤油を垂らす」流儀は、和の伝統として根強い影響力を保持している。白米との組み合わせ重視の傾向。 ■ 塩派（少数精鋭）「黄身の味で充分食える」と語る守人も。味の純粋さを重んじる、職人肌の気配。素材愛強め。 ■ ケチャップ・ソース派（応用型）「オムレツにはケチャップ」→「でも目玉焼きには……？」という自問自答を経て、ケチャップやソースとの相性に開眼する守人達。マヨネーズを加えて一体化を図る例も。洋食文化の影響か？ ■ オイル＆スパイス系（実験派）「ごま油」「オリーブオイル」「ナンプラー」「タバスコ」など、探究心が止まらない守人達。中には「酢・オリーブオイル・レモン果汁でグチャグチャにして食べる」など、錬金術のような提案も確認された。尚、禁術の可能性も…要観測。････････････････････････････････ 🍳黄身の焼き加減についての分派【半熟派】「生に近い黄身こそ至高」【堅焼き派】「気分で固さ変えるよ」【両面焼き派】「しっかり焼いて塩コショウで勝負」焼き加減と調味料の掛け合わせが、個々の美学を形成していたことも重要な観測結果である。････････････････････････････････ ✏️特筆記録守人達から寄せられた数多くの答え。どれも本当に味わい深く、司書は終始ニヤつきながら記録を読み耽っていた。その中から、今回はほんの一部だけをここに転記しておくことにする。 PU「普通に醤油だよなぁ！？？」 ▶〈所感〉：勢いッ！この勢いと確信に満ちた一文。本能を揺さぶる鋭さ。戦闘民族に違いない。 PU「半熟をご飯の上に乗っけて醤油。もしくは両面しっかり焼いて塩コショウ。対戦よろしくお願いします」 ▶〈所感〉：それ、ポケカ調味料の選択が「戦術」であり、焼き加減は「デッキ」であると気づかされた一文。対戦ありがとうございました。 PU「オムライスやスクランブルエッグにはケチャップ。つまり卵とケチャップの相性は証明されているのだ。」 ▶〈所感〉もはや哲学味覚という名の真理。この深い問いにしばし遠くを見つめた…。 ※今回ご紹介できたのはほんの一部だけですが、すべての記録が司書の記憶棚にしっかりと残されています。これからも、守人達の声に耳を傾けながら、箱庭の観測は続いていきます。････････････････････････････････ 💻 観測所見（司書のひとこと）目玉焼きにかけるものには、きっとその人の歩んで来た幾日もの朝が詰まっているのだと思う。そして、今日が日曜日で良かった……間に合った…。････････････････････････････････次なる観測記録が紡がれるかどうかは、守人達の言葉にかかっています。箱庭は、書かれることで形を得て、読まれることで命を持ち、守人達の言葉が箱庭の風になり、光になって、この世界を育ててくれるのです。ここが、ほっとひと息つける“みんなの場所”になりますように…。
33件のいいね
6件のコメント
5月8日
100話完走・過去一のコメント数に狂喜乱舞
いつも「女神の箱庭」をご愛読いただき誠にありがとうございます。 ≪100話まで毎日投稿≫を掲げ、雨の日も風の日も挫けそうな日も皆様の励ましと応援に支えられ、完走することができました。また、今朝スマホを確認したところ、たくさんのコメントが…。目覚ましに苛立ってる場合じゃなかった！！！笑一件一件丁寧に目を通し「これはあの時の人だ」とか「いつもコメントくれる人だ」とかこれまでの支えになってくれた方々に加え、「はじめてコメントします」という方までいて、低血圧な私ですが喜びで朝から一気に血圧が標準値を超えた気がします。思わず「みんな大好きー」と朝から声が出ました。バカですね笑これからも自分にできる限りは毎日更新を目指しながら、また、それができなくなっても更新頻度高めを維持しながら、大好きな皆さんと共にカロリーを摂取していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致しますｍ(＿＿)ｍ下記は「タリサの泉」です。いつもここでタリサとやんやしています。そろそろ花水晶ができていそうですね。
24件のいいね
2件のコメント
4月25日
異世界ランキングTOP20にランクイン！ありがとう！
いつも「女神の箱庭」を応援してくださり、誠にありがとうございます。今月初旬に、異世界ランキングTOP100にランクインして、大喜びで皆さんにご報告して踊り狂っていた私ですが、この度なんと！TOP20、具体的には18位になっていました！！そして、ありがたい事に総合ランキングもまさかの39位。もうびっくりです。世界を救うわけでも、王族や貴族と対等に渡り合うわけでも、貴公子に溺愛されるわけでもない、地味な展開ばかりのこの作品を読んでくれて、本当にありがとうございます。以前にも書きましたが、私はこれを一人で作っているとは思っていなくて、誤字報告はもちろんですが、表記ゆれですとか、〇〇が好き、また〇〇読みたいといったコメントも大いに創作の手助けになっています。多分、一人で黙々と作る環境だったら挫けてたんじゃないかなって。また、コメントだけでなく♡や★での応援も、この作品をたくさんの人が行き交っていることが伝わって来るのですごく励みになっています。これからも交流を楽しみならが投稿を続けていけたらと思っておりますので、引き続き「女神の箱庭」をよろしくお願い致します。画像は応援コメントで「絵本みたいな世界観」ってよく評していただけるので、「女神の箱庭」の絵本の表紙を考えてみました。いかがでしょうか？
18件のいいね
2件のコメント
4月19日
夏のグランルフォラ
原生林生い茂る原色の密林。古の自然では強大な生き物達が命を謳歌している。
21件のいいね
2件のコメント
4月15日
初夏のリヴァティエ湿地
粒立アロエの沢の川下にある湿地帯。冬はレンコンバトルの闘技場となる。
19件のいいね
4月8日
ラビットラベンダー
マリンブルーの強い香りを放つラビットラベンダーのイメージ画像。これの入浴剤に浸かりたい…。
20件のいいね
4月3日
異世界ランキングTOP100にランクイン！ありがとう！
いつも「女神の箱庭」をお読みいただき誠にありがとうございます。まさか、このような未来が訪れるとは思ってもおらず、感動するやら驚くやらで情緒がうねっております。これもひとえに皆様の応援のおかげでございます。本当にありがとうございます。こうしてたくさんの方々が応援してくださる小説に育っていくにつれ、コメントや♡、☆で少しずつ賑わいが増してきたりして、そこに皆様の往来を感じて、それがすごく嬉しかったりします。最近では私の不束な部分を補ってくださるようなコメントもついたりして、大いに助けられたり…。どう表現していいかわかりませんが、こんな感じで読者の皆様と「やいのやいの」言いながら作り上げていく作品になったら楽しいだろうなと、小説を介して読者さん同士も交流が生まれるような、「女神の箱庭」がそんな場所になっていけばいいなぁと、轍もない夢を漠然と描いております。例えば「女神の箱庭―企画会議するよ！」みたいな笑そんなことができたらきっと楽しいだろうって。そのような私の夢はさて置き、下記は「ネイブルナルの初夏」のイメージです。私の頭の中ではもっと柔らかいファンタジックな青い世界なんですけども力及ばず…。参考までに。
15件のいいね
4月1日
魔法のハーブガーデン　ノエル
いつも「女神の箱庭」をお読みいただき誠にありがとうございます。ハーブガーデンのイメージを置いておきます。設定ではもうちょっと茂ってる感じですが…。
24件のいいね
3月26日
リアルに息がヒュッってなった話
いつも「女神の箱庭」をお読みいただき誠にありがとうございます。小説に色が付くのでは…と恐れ、あまり私事は発信しないようにしておりましたが、この場を借りてどうしてもお礼を言わせてください。私が初めて投稿したのは二月の中旬頃でした。星の数ほどある小説の中から、レビューコメントはおろか☆も♡すらもない状態の作品に初めて♡を押してくださった方、初めて☆を下さった方、嬉しくて忘れることはありません。その方々がファーストペンギンになってくださったから今があると思っています。そして、いつも♡や☆で応援してくださっている読者の皆様、本当にありがとうございます。何よりの励みです。また、初めてコメントやレビューコメントがついた時、本当に全身の毛穴が一気に開くほど嬉しかったです。今でも皆様がコメントをしてくださる度に胸が高鳴ります♪ そして、今日、はじめてギフトをいただきました。その通知を見た瞬間、喜びでリアルに息がヒュッてなりました。ギフトは読者様の「真心」と思い、大切にさせていただくと共に、これを機にサポーター様限定の「何か」も考えていきたいと思っています。私自身もこれから勉強していく所存ですが、読者の皆様の中に要望や希望などをお持ちの方がいらっしゃいましたら教えていただけると幸いです。その他、こういったことに詳しい方がいらっしゃいましたらご意見いただけると助かります。いつも「女神の箱庭」を応援していただき、誠にありがとうございます。下記は春のアストレイリアーネイブルナルのフィオの森です。
19件のいいね
2025年2月20日
大胆に改変しました
ご訪問ありがとうございます。そして、星の数ほどある小説の中から私の連載をお読みいただき、心より感謝申し上げます。この度、思うところがあり投稿済みの1～5話を大胆に改変しました。以前より展開も早く、表題のグルメにも早くフォーカスできるようになったかと思います。今後とも「女神の箱庭」をよろしくお願いいたします。
15件のいいね

みやも

箱庭司書の観測レポート：🍽️洋食屋さんのランチ「蟹クリームコロッケ」VS「ビーフシチュー」問題🍽️【コメント記録Vol.005】

🌿✨書籍第2巻制作決定のお知らせ✨🌿

【ご報告】書籍発売のお知らせと感謝

箱庭司書の観測レポート：カル〇ス濃度は人によって違う説【コメント記録Vol.004】

箱庭司書の観測レポート：から揚げにレモンかけるか問題【コメント記録Vol.003】

箱庭司書の観測レポート：目玉焼き何かける？【コメント記録Vol.002】

【いつも応援してくださる読者の皆さまへ】

ようこそ「炭の街 ルオスク」へ

100万PV、ありがとう。ここまで来れたのはあなたのおかげです。

箱庭司書の観測レポート：目玉焼き何かける？【コメント記録Vol.001】

100話完走・過去一のコメント数に狂喜乱舞

異世界ランキングTOP20にランクイン！ありがとう！

夏のグランルフォラ

初夏のリヴァティエ湿地

ラビットラベンダー

異世界ランキングTOP100にランクイン！ありがとう！

魔法のハーブガーデン ノエル

リアルに息がヒュッってなった話

大胆に改変しました

ようこそ「炭の街　ルオスク」へ

魔法のハーブガーデン　ノエル