10月31日に公開された【人ノ形ヲシタ地獄–Inferno Humanoid–】♯2ですが、カクヨム運営様より“ガイドラインに抵触する描写”があるとのご指摘を受けた為、今現在、非公開にせざるを得ない状況となっています。
警告が来るまでの11時間弱しか公開出来ていないので、更新を楽しみにしてくださっていた方の中でも、お読み頂けなかった方のほうが圧倒的に多い事と思います。
ずっと待っていてくれたのに、こんな形でガッカリさせる事になってしまって、本当にごめんなさい。
♯2は本来、9月12日に公開される予定でしたが、公開の二日前に、その描写内容が余りにも猟奇的過ぎるという事に気付けた為、一ヵ月以上の時間を費やして修正作業に取り組み、より多くの方にお楽しみ頂ける形にすべく最善を尽くし、その結果「これ以上でもダメだし、これ以下でもダメ」という、最適解と呼べる形に仕上がったので、満を持して、10月31日に公開致しました。
ですが、それはあくまで“私の基準”をクリアしただけであり、“カクヨムの基準”をクリア出来ているかどうかは別問題である、という、そんな当然の事に、カクヨム運営様からの警告メールが来るまで気付けずにいました。本当に馬鹿でした。
私は、カクヨムの様なサイトに小説を投稿するのは、今回が初めてで、セルフレイティングの設定や、サブタイトル等に注意喚起の文言を記載するといった、最低限のマナーが存在する事さえも知りませんでした。「作中に警告文を記載すれば問題無いだろう」などと高を括ったりせず、もっとちゃんと、事前に調べておくべきだったと、本当に後悔しています。
ですが、カクヨム運営様に問い合わせた処、セルフレイティングや注意喚起の有無に関わらず、あの内容では、どちらにせよ公開出来ないとの回答を頂きました。
正直、【人ノ形ヲシタ地獄–Inferno Humanoid–】♯2は、今の形こそが最適解であり、あのエピソードを更に修正する事は、作品の質をいたずらに下げる事と私は考えます。
どうしても残虐描写を大事にしたい、という訳では無く、その描写を通じてのみ演出できる、絶望感や緊迫感、怪異の異常性や、書き手(シオリ)への違和感、愁嘆場の果ての光景を、大事にしたいんです。
大変申し訳御座いませんが、私が納得できていない物を、皆様にお見せする事は出来ません。
本当にごめんなさい。
また、本作は既にKADOKAWA系列レーベルからの書籍化が決定しております。このエピソードを作品の「最良の形」として残したいという思いから、外部サイト含めてウェブ上での再公開は行いません。
つきましては、【人ノ形ヲシタ地獄–Inferno Humanoid–】♯2および完結編の♯3は、作品としての価値を確保するためにも、来年発売予定の書籍にのみ収録とさせていただくことになります。
今回の大失態が書籍の販促に繋がっている様に見えることは心苦しく、とてもじゃありませんが、「買ってください」とは言えません。
私自身、ウェブ上での完結を望んでいたにも関わらず、この様な結果になってしまって、読者の皆様のご期待に応えられなかったこと、心よりお詫び申し上げます。
ただ、流石に、こんな形で第一章を終えるのは幾ら何でも不本意過ぎるし、読者の皆様に対しても、余りに不誠実で、申し訳が無さ過ぎるので、書籍にのみ収録予定だった書下ろし作品を、カクヨムの方に何とか掲載出来ないものか、担当編集者の方に相談してみます。
重ね重ねになりますが、今回は、皆様をガッカリさせてしまって、本当にすみませんでした。
もし可能であれば、今後とも、濁唾濔蓏を応援して下さると嬉しいです。
よろしくお願い致します。