完結している長編小説、『流寓人』の二年後を描いた作品となります。
ですが『流寓人・弐』とはしませんでした。
主人公と物語の舞台となる国が変わったので、『流寓人』の続編ではなく、今作品は独立した新作として読んで頂きたいと思ったのです。
ですので『流寓人』を知らない方でも読めるように文章を構成しております。初見の皆様どうぞいらっしゃいませ。
『流寓人』をご存知の方々、大・大・歓迎致します!!
『流寓人』で生き残ったキャラクター達が二年の時を経て再登場しますので、懐かしさにニヤニヤしながら読んで頂けると嬉しいです。
更新は不定期です。最初はゆっくりと、中盤くらいからペースを上げていく予定です。
⇩『空に月 地のこだま』のイメージイラストです。
右から主人公のくのいちキサラ、『流寓人』主人公だったエナミ(キサラの弟)、エナミの護衛となった元隠密隊リーダーのシキ、反乱軍に参加する赤髪の侍ホムラです。
この四名が物語の中心となります。
そして後ろに立って月を眺めているのが、地の底の住人となった名前を失った「彼」です。